盗聴器発見のために無線式と有線式の違いを知る
仕掛けられた盗聴器を発見するには盗聴器の種類を知らなければなりません。盗聴器は大きく、無線式と有線式に分けられます。盗聴音声を電波で飛ばす無線式盗聴器は、もっとも発見されることの多い盗聴器。逆に有線式盗聴器は、設置に手間はかかるものの発見されにくいという特徴があります。
盗聴器でもっとも発見される無線式
さまざまな場所で盗聴器が発見されていますが、もっとも発見されることが多いのが無線式盗聴器です。理由は、一度仕掛ければ、電池が持つ限り電波を発射し続けるため。AC電源を利用したタイプの盗聴器なら、故障しない限り半永久的に電波を発射し続けます。
このため、盗聴器を仕掛けた当人はその付近100~200mくらいに行けば受信機などで盗聴音声を聞くことが可能。無線式盗聴器を仕掛けられれば、あとは安全な場所から音声などを盗み聞きできてしまうのです。
ただし、盗聴器から出る電波は基本的に受信機で誰でも受信して聞けるもの。この電波から盗聴器が仕掛けられていることが発見されます。また、一定の受信の知識があれば、盗聴器が仕掛けられているかを個人で調べることも可能です。
盗聴器で有線式は受信機で発見不可
一方の有線式盗聴器は、無線式と違って受信機や盗聴発見器では発見することができません。探そうと思ったら、仕掛けられていそうな場所を1つ1つ、目視で確認していく必要があるのです。
そこで気になるのが、有線式盗聴器にはどんなものがあるのかということ。有線式盗聴器の定義は、電波を使わずに本体ないし、本体に付属した録音機器に盗聴音声を保存するものになります。
そして、録音機器となるICレコーダーが発達したことで、じつにさまざまなバリエーションを見せているのが現状。一昔前なら、テープレコーダーなどに記録していたため見つけやすかったものが、いまでは小型化が進んでいて見つけるのが困難になっているのです。
ラジオライフ編集部
最新記事 by ラジオライフ編集部 (全て見る)
- ABEMA改造で便利機能をまとめて追加する裏ワザ - 2024年10月30日
- NHKのBSメッセージどんな仕組みで消去される? - 2024年10月30日
- 全国に2か所だけある「ETC2.0割引」の路線は? - 2024年10月30日
- TVerで日本全国の地デジローカル番組を見まくる - 2024年10月29日
- NHK受信料を7%オフにする超簡単な手続きとは? - 2024年10月29日
この記事にコメントする
あわせて読みたい記事
盗聴器を発見するにはまずその種類から把握する
盗聴器発見に受信の知識と技術が必要になる理由
盗聴器発見にはひたすら左回りで場所を特定する
盗聴被害が増えている理由にママ友のトラブル?
オススメ記事
2021年10月、ついに「モザイク破壊」に関する事件で逮捕者が出ました。京都府警サイバー犯罪対策課と右京署は、人工知能(AI)技術を悪用してアダルト動画(AV)のモザイクを除去したように改変し[…続きを読む]
モザイク処理は、特定部分の色の平均情報を元に解像度を下げるという非可逆変換なので「モザイク除去」は理論上は不可能です。しかし、これまで数々の「モザイク除去機」が登場してきました。モザイク除去は[…続きを読む]
圧倒的ユーザー数を誇るLINEは当然、秘密の連絡にも使われます。LINEの会話は探偵が重点調査対象とするものの1つです。そこで、探偵がLINEの会話を盗み見する盗聴&盗撮テクニックを見ていくと[…続きを読む]
盗聴器といえば、自宅や会社など目的の場所に直接仕掛ける電波式盗聴器が主流でした。しかし、スマホ、タブレットPCなどのモバイル機器が普及した現在、それらの端末を利用した「盗聴器アプリ」が急増して[…続きを読む]
おもちゃの缶詰は、森永製菓「チョコボール」の当たりである“銀のエンゼル”を5枚集めるともらえる景品。このおもちゃの缶詰をもらうために、チョコボール銀のエンゼルの当たり確率と見分け方を紹介しまし[…続きを読む]