受信機の「盗聴発見機能」どうやって使うもの?
受信機を購入する目的の1つに「盗聴器」を探すためというケースがあります。そのニーズに応えているメーカーが、アルインコと八重洲無線です。両メーカーの受信機には「盗聴発見機能」が搭載されています。これは自宅や会社など、室内に仕掛けられた盗聴器を自分で探し出す機能です。受信機の盗聴発見機能の使い方を見ていきましょう。
盗聴発見機能には周波数がプリセット
「盗聴発見機能」を搭載した受信機が販売されていますが、どうやって盗聴器を探し出すのでしょうか。受信機に搭載されている盗聴発見機能の仕組みを見ていきましょう。
盗聴発見機付きの受信機には、盗聴器として使われた実績のある周波数をメーカーがプリセットしています。盗聴発見機能では、この周波数を自動でスキャンしてチェック。室内に盗聴器の電波が飛んでいないかを調べます。
そして、登録された周波数と一致したら、室内に盗聴器が仕掛けられている可能性があるということ。次は、盗聴器の場所を特定していくステップです。
盗聴発見機能で場所を特定していく
受信機には信号音を発する機能が搭載されていて、この音を盗聴器に拾わせ、そのハウリング音の大小から盗聴器が仕掛けられている場所を特定していくのです。また、盗聴器を探していることを盗聴器を仕掛けた人間に聞かれないように、ハウリング音を使わずに電波の強弱を表示して設置場所を探し出す機能も搭載しています。
盗聴器は、仕掛けた本人がいつ音声を聞いているかわかりません。受信機の盗聴発見機能を使っていることが仕掛けた本人に聞こえてしまうと問題が起きるケースもあるため、こうした機能が搭載されているわけです。
なお、受信機の盗聴発見機能はあくまでも室内用。街中の盗聴器の電波を発見する機能ではありません。街中の盗聴波を探す方法としては、盗聴波に多用されるUHF帯の3波(398.605/399.030/399.455MHz)をスキャンするのが最も効果的です。
ラジオライフ編集部
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