ネットの活用法や便利なアプリ、お得な買い物テクニックなど知って得する情報を毎日更新しています。

空き巣の次に多い手口「忍び込み」が増えた理由

泥棒には「空き巣・忍び込み・居空き」の3パターンがあります。一番多いのは、言わずと知れた「空き巣」です。住宅への侵入窃盗罪認知件数の7割を占める空き巣は、人が留守の家を狙います。自宅にタンス預金をしている高齢者が主なターゲットです。そのほかの「忍び込み・居空き」とはどんな手口でしょう。


泥棒で空き巣の次に多い手口「忍び込み」とは?

忍び込みは泥棒から一目置かれた手口

現在、日本には泥棒だけで食べている職業泥棒が約3千人いるといわれていて、その半数が刑務所の中です。刑務所で泥棒同士が盗みの手口などの情報を交換し合って、入れ替わりでシャバに出てくるといいます。

「忍び込み」は、夜間など人が就寝しているところを狙います。捕まるリスクが高い手口を巧みに実行することから「ノビ師」と呼ばれて、同業者らから一目置かれた存在です。忍び込み犯の割合は2割強ですが、増加傾向にあります。

リスクが高い忍び込みが増えている理由は、まとまったお金は銀行に預けるのが当たり前になっているため、単身者や若い世代で自宅にお金を置いている人はほぼいません。このため、確実に財布やカードが自宅にある時間帯、つまり人がいる時間を狙って忍び込む手口が増えているというわけです。


泥棒はとくに「目・光・音」を嫌う

3つめの「居空き」は、留守だと思って入ったらじつは人がいたというようなパターン。洗濯物干しや庭先の手入れなどをしている隙に侵入し、金品を盗みます。居空き専門の泥棒もいなくはないですが、少数派です。

泥棒というのは、天涯孤独で単独犯がほとんど。しかし、最近は役割分担を完璧に決めて行動するグループや、大勢で一気にあらゆるものを持ち去る外国人窃盗団もいて、多様化しています。

とはいえ、泥棒の思考の3つの原則は「気づかれない・見つからない・捕まらない」というもの。彼らはこの原則に沿った住宅を狙います。このため、泥棒対策としては逆を行けばよいということ。「気づく・見つける・捕まえる」を心得た防犯対策が有効です。泥棒はとくに「目・光・音」を嫌います。

The following two tabs change content below.

ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
モノ・コトのカラクリを解明する月刊誌『ラジオライフ』は、ディープな情報を追求するアキバ系電脳マガジンです。 ■編集部ブログはこちら→https://www.sansaibooks.co.jp/category/rl

この記事にコメントする

あわせて読みたい記事

  • 泥棒の侵入手口で「忍び込み」が増えている理由
    「忍び込み」が泥棒の侵入手口で増えている理由

  • オススメ記事

    逮捕者も出た「モザイク破壊」とはどんな技術?

    2021年10月、ついに「モザイク破壊」に関する事件で逮捕者が出ました。京都府警サイバー犯罪対策課と右京署は、人工知能(AI)技術を悪用してアダルト動画(AV)のモザイクを除去したように改変し[…続きを読む]

    最新AI技術を駆使した「モザイク除去」の到達点

    モザイク処理は、特定部分の色の平均情報を元に解像度を下げるという非可逆変換なので「モザイク除去」は理論上は不可能です。しかし、これまで数々の「モザイク除去機」が登場してきました。モザイク除去は[…続きを読む]

    LINEのトーク内容を盗み見する方法とその防衛策

    圧倒的ユーザー数を誇るLINEは当然、秘密の連絡にも使われます。LINEの会話は探偵が重点調査対象とするものの1つです。そこで、探偵がLINEの会話を盗み見する盗聴&盗撮テクニックを見ていくと[…続きを読む]

    盗聴はアプリを入れればできる

    盗聴器といえば、自宅や会社など目的の場所に直接仕掛ける電波式盗聴器が主流でした。しかし、スマホ、タブレットPCなどのモバイル機器が普及した現在、それらの端末を利用した「盗聴器アプリ」が急増して[…続きを読む]

    チョコボールのエンゼルを見分ける方法

    おもちゃの缶詰は、森永製菓「チョコボール」の当たりである“銀のエンゼル”を5枚集めるともらえる景品。このおもちゃの缶詰をもらうために、チョコボール銀のエンゼルの当たり確率と見分け方を紹介しまし[…続きを読む]