ミリタリーエアーバンド受信が格段に楽になった
エアーバンドの中でも難しいとされてきた軍用機の「ミリタリーエアーバンド」ですが、それは過去のイメージ。じつは1980~1990年代のハンディ機の性能が作り上げたものかもしれません。高性能になった現在の受信機を使えば、ミリタリーエアバンドは難なく受信できる時代になったのです。詳しく見ていきましょう。

ミリタリーエアーバンドのイメージ
ミリタリーエアーバンドは軍用機ならではの管制席があることから、基地の割当て周波数も多くなり受信が難しいイメージにつながっているようです。とはいえ、ポイントを押さえれば攻略は誰でも可能。実際、多くの人がミリタリーエアーバンドの受信を楽しんでいます。
ミリタリーエアーバンドの受信が、上級者向けで難しいというイメージを作り上げてしまったのは、1980~1990年代のハンディ機の性能にあるかもしれません。
1980年代は、UHF帯エアーバンドの225~400MHz帯をAMモードで受信可能なアマチュア無線機が、受信改造をしてもほぼ皆無だったこと。1990年代になると広帯域受信機が発売されますが、UHF帯エアーバンドの感度が総じて悪かったのです。
ミリタリーエアーバンドを簡単に受信
また、メモリーも少なく、スキャン速度も遅かったのです。ミリタリーエアーバンドの受信が難しいというのは、受信機材に恵まれなかった当時のエアーバンダーたちの苦い経験によるものだと思われます。
2025年の現在、ハンディ受信機は進化を遂げて、UHF帯エアーバンドの感度が格段に向上しました。そして割当て周波数をスキャン&サーチするスピードも、毎秒100チャンネルを超える機種が登場しています。
管制の周波数は確実にキャッチしますし、非公開の周波数も探し出すことも容易になりました。新しい受信機を手にして、ミリタリーエアーバンドを始める人ほど、簡単に受信できるのです。
ラジオライフ編集部
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