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超望遠レンズを搭載した暗視スコープ撮影テスト

スパイカメラの元祖として有名なドイツのMINOX製の第2世代相当の暗視スコープが「NVD650」です。近年の暗視スコープでは当たり前となっている撮影・録画機能により、microSDカードに静止画か動画で記録できます。フルサイズ一眼だと600mmに相当する超望遠レンズを搭載。手持ちも固定もOKな単眼鏡スタイルの暗視スコープです。


超望遠レンズを搭載した暗視スコープ撮影テスト


暗視スコープはピントを合わせる仕様

MINOXの暗視スコープ「NVD650」は、600mmの超望遠レンズに相当するレンズを搭載しているので、遠方の対象を監視するのに有効です。本体が適度に重くバランスもいいため、手持ちでも使用しやすい設計です。

オートフォーカスはなく、レンズを左右に回すことでピントを合わせる仕様。ファインダーの映像を見ながらシャープに見えるように調整するのですが、それほど難しくはありません。

光学ズームのない単焦点レンズですが、画像の一部を5倍まで拡大するデジタルズーム機能を備えています。画質は荒れてしまいますが、映っている対象を確認するといった用途なら十分でしょう。


暗視スコープはわずかな光でもカラー

この暗視スコープには、カラー画像で確認できる日中モードと、モノクロになりますが暗い場所を監視しやすい夜間モードの2つを搭載。状況や用途によって使い分けることができます。

実際にテストしてみると、わずかな光があれば夜間でもカラーの日中モードが使用可能で、現地ではうっすらとしか確認できなかったトラスの影の部分もはっきりと明るく映し出しています。

夜間モードはモノクロ映像になり、赤外線を照射しないIR0から、最も強いIR3まで4段階で設定可能。IR3で照射してみたところ、約150m先の被写体に光が届いていることを確認できました。標準本体価格は99,000円です。

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ラジオライフ編集部

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