サーマルカメラで薄暗い公園の不審者を撮影した
サーマルカメラのLYNX Proシリーズの中でエントリーモデルにあたるのが「LYNX Pro LE15S」です。とはいえ、サーマルカメラの性能を示すNETD(温度分解能)は35mk未満。これは0.035℃の違いも検出できる、極めて優秀な数値です。750m先の熱源を捉えられるサーマル単眼鏡を実際にテストしてみました。
サーマルカメラでサンダル履きと確認
HIKMICROのサーマルカメラ「LYNX Pro LE15S」を、明かりが少ない公園で性能を試してみました。約30m先にポツンと黒い物体が見えるので、さっそくテストです。
LYNX ProLE15Sでのぞいてみると、石に腰かけて縮こまっている人物だと認識できました。肌の露出による温度の違いも捉えており、半袖・サンダル履きであることも分かるほどです。
民生用のサーマルカメラの場合、解像度はやや低くなりがち。それでも、本体のズームボタンを押してターゲットに迫れば、必要な情報量は得られるでしょう。
サーマルカメラで人物像がはっきり
このサーマルカメラは最大17.6倍までズームが可能なので、髪がロングで、メガネあり。あごの形状からぽっちゃりしている…という人物像がはっきりと浮かび上がってきます。
起動時は紫~黄で温度の高低を表す「フュージョン」ですが、メニューボタンを短押しすればパレットが切り替わる設計。高温部分のみを赤くする「レッドホット」も、ターゲットの特定に有効そうです。
本機のメニュー内には「測定」があり、ターゲットとの距離を測ることも可能。野鳥観察やサバゲなどで役立つ機能といえるでしょう。実勢価格は147,420円です。
ラジオライフ編集部
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