カギ屋がアタッシェケースに電マを忍ばせる理由
指先の巧みなツールさばきで、ガッチリと施錠されたカギを開けてしまうのが「錠前技師」、いわゆるカギ屋です。どのようなカギをどのような工具で対応しているのか、興味は尽きません。そんなカギ屋が持ち歩くアタッシェケースには、さまざまな解錠ツールが用意されています。詳しく見ていきましょう。

カギ屋に必須なのがライトスコープ
「ピックとテンション」は解錠の基本ツール。ディスクタンブラー錠やピンタンブラー錠といった古いタイプには、ピックとテンションによるピッキングで解錠します。
最近はセキュリティ意識の向上から、対ピッキング性の高いディンプル錠などがほとんど。そんな時に使用する、シリンダーを破錠する「破錠ドリル」も用意しています。
「クルマ用ピック」は独自の形状で途中でL字型になっています。「ライトスコープ」はカギ穴内部を照らす拡大鏡。カギ穴をのぞくための必須アイテムです。
「ショットドライバー」はシリンダーを逆方向に一気に回すためのもの。「異物ヌキ」はカギ穴内で折れたキーを抜くのに使用します。「電動歯ブラシ」は電動ピックに改造したもの。「ピックガン」は体勢の悪い場所で使います。
カギ屋が使用する電動マッサージ機
このほか、カギ屋の「引き戸錠解錠ツール」は、スライド式の簡易的な引き戸を解錠する工具。回転式のアームと先端の突起部がポイントです。「エアジャッキ」で広げた引き戸の隙間に、引き戸錠解錠ツールの突起部を入れます。
「数字合わせピック」はピックの先端をダイヤルの隙間に挿入し、その深さでダイヤルロックの正しい数字を探っていくもの。細いピックをダイヤルの隙間に入れて、スッと入った数字が正解。使いこなすには訓練が必要です。
そして「電動マッサージ機」は金庫の解錠用として使われます。金庫のダイヤル錠は、振動を与えると自然に座が回り出して切り欠きが揃う構造。電マことハンディタイプの電動マッサージ機は、THRIVEブランドの大東機工業製の振動がベストとのことです。

ラジオライフ編集部

最新記事 by ラジオライフ編集部 (全て見る)
- 風俗嬢が持ち歩く盗聴器から聞こえる音声とは? - 2025年9月18日
- キャンピングカーでETCを利用する時の料金判定 - 2025年9月18日
- TikTokのByteDanceが手掛けるAIサービスとは? - 2025年9月17日
- オービスが光っても速度違反が無罪になった事例 - 2025年9月17日
- 首都高ETC専用入口に間違えて入った時の対処法 - 2025年9月17日