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職質のプロ「自ら隊パトカー」昇降装置ある理由

通常、所轄警察署は管轄地域が決まっていて、基本的に定められたエリアでしかパトロールは行いません。しかし、警察署の管轄を越えてパトロール活動を行なう部隊があります。それが「自動車警ら隊(自ら隊)」です。自ら隊のパトカーの見分け方と、気を付けるべき交通違反について見ていきましょう。


職質のプロ「自ら隊パトカー」昇降装置ある理由


自ら隊パトカーにストップメーター

自ら隊の主な任務は、街中のパトールや不審者への職務質問などを通じて、事件を未然に防ぐこと。職質のプロとも呼ばれています。また、通信司令室から指示を受けて、犯人の追跡などを行うこともあるのです。

所属も地域部か生活安全部になるため、自ら隊のパトカーによる、交通取り締まりは行われにくいともいえるでしょう。とはいえ、交通取り締まりを全く行わないかというと、そういうわけではありません。

自ら隊のパトカーにもストップメーター(速度計)が搭載されており、追尾式の取り締まりは可能。実際に、信号無視や通行区分違反などの、現認での違反はよく取り締まるようです。そして、違反キップを切った後に車内の捜索をすることもあります。


自ら隊パトカーに赤色灯の昇降装置

そもそも、自ら隊の目的は犯罪の目を見つけ出して検挙すること。不審者ではないか、不審物はないかを確認するための足掛かりとして、交通違反を取り締まるわけです。

自ら隊と交通違反取り締まりを専門とする交通機動隊のパトカーとの違いは、赤色灯の下に昇降装置が収められた白いボックスがあるかどうか。昇降装置は赤色灯を上に伸ばして通行するクルマに存在を目立たせるためにあり、捜索のために路上駐車を余儀なくされる自ら隊パトカーならではの装備といえるでしょう。

自ら隊のパトカーの車種はクラウンがほとんどですが、最近はスバル・レガシィもよく見られます。また、車体には3ケタの数字が書かれているのも特徴。警視庁ではフロントとリアウインドウ、屋根に所属を示す記号が表示されていて、この記号は無線のコールサインと共有されています。

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ラジオライフ編集部

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