レーザー式オービスのバリエーションが増加中
固定式オービスの速度測定方式には、これまで大きく2種類ありました。1つは10GHz帯のレーダーを使うもの。そしてもう1つが、道路下に埋め込まれたコイルを利用して測るループコイル式です。そして、直近では可搬式オービスで採用されているスキャンレーザー方式を使った固定式オービスが増えているのです。

レーザー式オービスには縦長タイプ
可搬式オービスのLSM-310などで採用されている東京航空計器のスキャンレーザー方式は、固定式や半固定式といったバリエーションも増やしています。
スキャンレーザー方式の固定オービスは、大阪だけに4か所も設置されています。老朽化したHシステムからの移行を検討していたのかもしれません。
佇立式の縦長タイプのレーザー式オービスがLp型です。本体には上からストロボ、カメラ、センサーが搭載され、コンパクトにまとめられています。
レーザー式オービスで取り外し可能
レーザー式オービスはストロボとカメラ、センサーで1式。F型支柱に設置されるレーザー式オービスLs型の見た目は、LHシステムのLx型に酷似しています。
LHシステムとレーザー式オービスの違いは、測定方法がループコイルかレーザーかだけです。レーザー式オービスLs型ではレーザーセンサーが、防音壁に取り付けられているケースもあります。
半固定式のレーザー式オービスは路肩に設置した台座に、取り外し可能な横長タイプの本体を設置するスタイル。台座3つに対して本体1つが1セットで、現在は茨城、長野、静岡、福岡、熊本などに設置されています。

ラジオライフ編集部

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