覆面パトカーの刑事が行う駐車監視員対策とは?
「覆面パトカー」であっても、交通取り締まり用とはまった全く異なる使われ方をするのが、捜査用の覆面パトカーです。乗る側も一般車に紛れ込んでいると思っているだけに、車内も雑然としています。その様子を元刑事たちに聞いてみました。捜査用の覆面パトカーには独自の駐車監視員対策があるといいます。
覆面パトカーは張り込みに使わない
「警察であることをアピールしながら走る白黒パトカーに比べたら、刑事が乗る覆面パトカーの車内は明らかに汚い。基本的には現場への“足”。移動手段であって、取り締まり用のクルマではないからね」といいます。
「灰皿にはタバコの吸い殻は入っているし、ドリンクホルダーには缶コーヒー、今の連中はコンビニのドリップコーヒーかな。白黒パトカーでは考えられないよね。会社の営業車みたいな感じで、みんなで使うから誰もちゃんと掃除しない」のでした。
ただし、捜査用の覆面パトカーといえば張り込みをイメージしますが「張り込みをするのにクルマは使わない。路駐のクルマに男が2人乗っていたら逆に目立つでしょ。あれは刑事ドラマの中の話。だから、車内であんパンも食べないし、牛乳も飲まない」といいます。
覆面パトカーの助手席に置く赤色灯
駐車監視員制度ができてから、捜査用の覆面パトカーに駐車禁止のステッカーが貼られることが増えているとか。「昔はミニパトの婦警さんが、同業者と気が付かないで駐禁のステッカーを貼っていた」といいます。
そして「今は駐車監視員ね。駐禁ステッカーを防ぐために、わざと見えるように覆面パトカーのダッシュボードや助手席にマグネット式の赤色灯を置いておくんだけど、忘れることもある」というのです。
「クルマに戻ってきたら、ステッカーが貼られていて、お互い顔を見合わせて苦笑い。すぐに剥がして立ち去る」と話します。助手席側のダッシュボードに置かれた赤色灯は駐車監視員対策。駐車監視員に警察車両であることをアピールしていたのでした。
ラジオライフ編集部
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