警察官の拳銃「サクラ」は5発装填のリボルバー
警察官の装備品の中で、最も目に付きにくく、謎が多いのは銃器でしょう。というのも、日本は銃刀法と呼ばれる、銃砲刀剣類所持等取締法によって、世界にも類を見ないほどの厳しい銃規制が敷かれているからです。そこで、制服警察官が装備する拳銃の主流となっている「M360J サクラ」を詳しく見ていきましょう。
警察官の拳銃は38スペシャル弾5発
警察は日本国内で法令に則って銃器、とくに拳銃を持つことのできる数少ない組織の一つです。警察はその職務に応じて各種銃器を装備しており、特殊部隊にはサブマシンガンや狙撃銃などが配備されています。
これらの強力な銃器を事件の現場で目にすることは、まったくといっていいほどありません。しかし、拳銃は交番勤務や街中をパトロールしている制服警察官も携行しています。
制服警察官が腰に備える拳銃は、基本的に回転式の弾倉(シリンダー)を持つリボルバー。警察で使用されているのは、すべて38スペシャル弾を5発装填できるモデルです。
警察官の拳銃で現在の主流はサクラ
そして、警察官の拳銃で現在の主流は「M360J サクラ」。アメリカのS&W(Smith & Wesson)社製で、2006年から調達が開始された日本警察仕様の特注品であり、略して「サクラ」と呼ばれています。
オリジナルの「M360PD」は、スカンジウム合金(アルミ合金の一種)のフレーム+チタン合金のシリンダーを備えた携帯性に特化したモデル。これをベースにしているのがM360J サクラです。
M360J サクラは、安価なステンレス製のシリンダーと日本仕様の大型グリップ、大型のランヤードリング(カールコード取り付け用の金具)を装備した、重さ419gという極めて軽いモデルにカスタマイズされています。
ラジオライフ編集部
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