レンタカーでオービスが光ったら呼び出し来る?
運転免許を取得する際に教習所の座学では、交通ルールや法令、応急救護など基礎知識を学びます。しかし、交通違反の取り締まりに関する知識については教えてもらえません。安全運転を心がけるためにも、幅広い知識をマスターしておきましょう。レンタカーでオービス取り締まりに遭遇したら、逃げ切れるのかどうか見ていきます。
パトカー速度取り締まりツーマンセル
ネズミ捕りで引っかかた際、停止に応じず逃げ続けたらどうなるのでしょう。日本は地方警察制を採用しているため、原則として都道府県の管轄を越えた業務は行えません。県境を越えると管轄外となり、警察はスピード違反の追跡を諦めるという話があります。
しかし、たいていはその前に無線で応援を呼ばれ、先回りされて停止させられるはず。また、ナンバーの照会で個人情報が特定されるため、仮にその場ではパトカーを振り切ったとしても完璧に逃げ切るのは不可能です。
ちなみに、パトカー追尾によるスピード違反の取り締まりは、運転専任1人、取り締まり専任1人という「ツーマンセル」で行うのが基本です。1人乗りのパトカーは、事務的な移動中である場合がほとんどで、交通取り締まりは通常行いません。
だからといって、油断してアクセルを踏み過ぎるのはNG。自車はスピード違反を取り締まりできなくても、警察無線で近くにいるパトカーや白バイが呼ばれることになるからです。
レンタカーでオービスのスピード違反
旅行などでレンタカーを運転中に、オービスがピカッと光った場合、何事もなかったかのようにレンタカーを返せばスピード違反から逃げ切れるのでしょうか。
もちろん、そんなことはありません。警察はレンタカー業者から契約者情報を得られるので、呼び出しのお知らせ「運転免許行政処分出頭通知書」のハガキがちゃんと自宅に届くようになっています。レンタカーでもオービスによるスピード違反の取り締まりは、ごまかせないのです。
ちなみに、この「運転免許行政処分出頭通知書」が届いて期日までに出頭しないと、再び呼び出しの通知が送られてきます。それを無視していると、またまた呼び出しの通知が送られてくると同時に、電話がかかってきて出頭を促されることもあるようです。
それでも頑なに無視し続けると、免許の更新時に行政処分が執行されることになります。なお、運転免許の停止処分は6段階。30日、60日、90日、120日、150日、180日で免許が停止されます。
ラジオライフ編集部
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