交番の警察官が足代わりに使う自転車1台いくら?
交番の警察官が日常の足として利用する自転車。制服姿で自転車を漕ぐ警察官を見かけることは少なくありません。かつては、警察用といえば三角フレームを持つタイプが主流でしたが、最近はそれより一般的なママチャリタイプが主流となっています。そこで、この警察官の自転車がどのぐらいの値段になるのかを調べてみました。
警察官の自転車にクロスバイク購入
交番や警察署で見かける地域警察官用の自転車は、現在はママチャリタイプが主流です。パトカーのように、細かい特殊装備の指定がないためか、さまざまなメーカーの自転車が採用されています。
そうしたなか、警察用ならではの装備といえるのが、前輪部分に取り付けられた筒状のケースと、座席後部にある書類ケースです。このうち、筒状のケースは古いタイプの警棒がちょうど入るサイズになっていますが、現在は交通整理に使う誘導灯を入れて持ち歩く際に使われています。
また、警察官の自転車で変わったものとして、埼玉県警が一時期スポーツタイプの自転車「クロスバイク」を購入したことがありました。「ハイパー・サイクル・ポリス」として2013年から導入されましたが、2015年を最後に新規購入は行われていないようです。
警察の自転車は廉価なモデルを採用
それでは、警察が購入している自転車の値段はどれぐらいなのでしょうか。調べてみると愛知県警が2018年に購入したものの価格が判明。愛知県警は、2018年6月に自転車を61台購入していて、合計価格は約151万円でした。
1台あたりにすると24900円になる計算です。また、2015年も同様に73台の自転車を購入し、1台あたりの価格は2万7700円でした。愛知県警については、自転車用の予算は1台あたり2~3万円程度と考えてよさそうです。
この価格を、市販されている国産メーカーの自転車で比較すると、丸石自転車の27インチタイプのものが近く、実売価格が3万円弱となっています。一方で、ブリジストンやパナソニックの自転車は実売で5万円以上するモデルがほとんど。愛知県警が採用した自転車は比較的廉価なモデルといえるでしょう。
ラジオライフ編集部
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