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「110番」「 119番」のほかにもある3ケタ特番とは

警察への通報は110番、消防署への119番というのは、ほとんどの人がご存じでしょう。しかし、それ以外にも数多くの3ケタでつながる電話番号が存在し、さまざまなサービスに使われています。今回は、使いこなすと意外と便利なもの、最近新たに追加されたサービスなどなど、3ケタ特番の最新事情を紹介します。


「110版」「119番」のほかにもある3ケタ特番とは


3ケタ特番がすべて1から始まる理由

警察への通報で使う110番のように、たった3桁でかかる番号は3ケタ特番と呼ばれています。普通の電話番号は5~11ケタあるので、確かに特殊な番号です。そして3ケタ特番の特徴は、すべて最初が「1」で始まることです。

その理由は、昔の電話機がダイヤル式だったことにあります。ダイヤル式の場合、番号によって回す時間が違い「1」が一番短く「0」が一番長くなります。3ケタ特番は緊急性が高いものも多く、回す時間が一番短い「1」が選ばれたというわけです。

また、日本の電話番号で1から始まるものは3ケタ特番以外ありません。そこで、普通に電話をかけるときに間違えて特番にかける、といったことが起きにくい仕組みになっています。


海上での事故には118番の3ケタ特番

3ケタ特番でもっとも有名なのは、110番のほか消防・救急の119番でしょう。また、太平洋や日本海などの海上では警察と消防・救急の両方を海上保安庁が兼ねています。こちらの場合は118番を使います。

意外と便利なのが113番。これは電話の故障などの受付用ですが、携帯電話の場合は基地局の電波状況を調べるてもらえます。また、NTTの固定電話同士限定ですが、相手の通話が終わったら通知を受け取れる159番というサービスもあります。

そして、いざというときに備えて覚えておきたいのが、災害伝言ダイヤルの171番です。これは、大規模災害の際、被災地からメッセージを残せるサービス。安否を知りたい側は、同じ171番かネットサイトの「Web171」で電話番号からメッセージを検索できます。


最近になって追加された3ケタ特番

ここまで紹介した3ケタ特番は、緊急性が高いため通話料無料です。一方で、通話料金がかかる3ケタ特番もあります。電話番号を調べる104番や時報の117番、天気予報の177番などが代表的でしょう。なお、177番の前に固定電話の市外局番を入れると、その地域の天気予報が聞けます。

最近になって増えた3ケタ特番としては、188番と189番があります。188は消費者庁が行う相談サービス「消費者ホットライン」へとつながります。以前は0570で始まる番号を使用していましたが、より利用しやすいよう「(そんな商売)いやや」にちなんだ番号になったそうです。

189番は「児童相談所全国共通ダイヤル」で、最寄りの児童相談所へつながります。こちらは児童虐待等の通報を「いちはやく」ということで選ばれた番号だとか。なお、188番と189番はナビダイヤルを利用しているので、その分の通話料金が発生します。

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