NHK受信料滞納をかたる「詐欺」の判別ポイント
NHKと受信契約を結びつつ受信料の滞納を続けると、やがてNHKから未払い受信料の請求書が届くようになります。そして、最終的には2週間以内の手続きが必要な支払督促が届く仕組みです。そんなNHKからの請求を装った「詐欺」が横行しています。NHK受信料滞納をかたる詐欺を判別するポイントを紹介しましょう。
NHK受信料滞納で同封される支払督促
特別送達郵便とは、裁判所が法的手続きに関する重要書類を送る特別な郵便で、これが手元に届いたということはNHKが法的手続きを進めていることを意味します。
NHK受信料の滞納に関して特別送達郵便が発送される場合、ほとんどは「支払督促」と呼ばれる書類が同封。支払督促は、未払い債権を回収するための手続きを裁判所に申し立てるものです。
この特別送達郵便に支払督促が同封されている場合、届いてから2週間以内に管轄の簡易裁判所に異議を申し立てない限り、申し立てた側の言い分がすべて通る形となるため、注意が必要です。
NHK受信料滞納をかたる詐欺かを判別
一方で、支払督促の仕組みを悪用した詐欺も多発しています。そこで、NHK受信料の特別送達郵便が詐欺なのか本物なのかを判断する方法を見ていきましょう。
NHK受信料滞納をかたる詐欺を判別するポイントは、まず「封書で届けられたか」「直接手渡しされたか」の2点が挙げられます。これは、特別送達郵便ははがきでなく封書で届けることと、郵便配達員が直接手渡すことが決められているためです。自宅のポストに特別送達郵便が配達されることはありません。
以上の条件をクリアした場合は、特別送達郵便の発送元にあたる裁判所へ連絡して発送したかどうかを確認。この際、郵便物に書かれた裁判所の電話番号がニセモノである可能性にも要注意です。裁判所のWebサイトや電話帳などで正しい連絡先をチェックして連絡を入れる必要があります。
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ラジオライフ編集部
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