Windows11強制インストール「Rufus」試した結果
実際に、Windows11 24H2のシステム要件を回避できるツール「Rufus」を使って古いPCにインストールしてみましょう。生け贄とするのは、10年以上前のゴミスペックPC。CPUはCore i3 540で当然ながらTPM2.0には非対応なうえ、メモリも2GBとシステム要件である4GB の半分。Windows10でさえ動作が怪しいレベルです。
Windows11強制インストールする手順
強引にWindows11を強制インストールしたところで快適に使えるかは疑問ですが、技術的興味のもと、とりあえず進めていきましょう。はたしてWindows11をぶっ込むことは可能なのでしょうか。
まずはMicrosoftのメディア作成ツールのページから、Windows11のディスクイメージ(ISO)をダウンロード。PCにWindows11のインストール用のUSBメモリを接続し、Rufusを起動します。
続いて、デバイスの項目で接続したUSBメモリを指定。「ブートの種類」の項目から、ダウロードしたWindows11のイメージを選択します。古いPC の場合、パーテーション構成をMBR、ターゲットシステムをBIOSに変更するとよいでしょう。ただし、5年くらい前のPCであればUEFIというパターンもあります。
Windows11が強制インストールできた
スタートを押すとカスタムのオプションが表示されるので、システム要件のチェックを回避する場合は「4GB以上のRAM、セキュアブート及びTPM2.0の要件を削除」にチェックを入れます。
さらに、Microsoftアカウントに紐付けたくなければ「ローカルアカウントを次の名前で作成」にチェック。ストレージの暗号化はいろいろと面倒なことになるので、「BitBlocker 自動暗号化デバイスを無効化」もチェックしておくとよいでしょう。
これで「OK」を押せば、自動でインストールUSBが作成されます。それなりに時間がかかるので気長に待機。あとはRufusで作成したインストールUSBを使って、通常の手順でWindows11をインストールすればOKです。
完成したインストールUSBでWindows10を11にアップデートしたところ、システムチェックを回避して、強制インストールできてしまいました。ネットにつながっているとローカルアカウントが作れないことがあるので、Wi-FiはOFF、LANケーブルは抜いておきます。(文/pusai)
ラジオライフ編集部
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