500MBまでは無料で利用できるデータ復旧ソフト
「データ復旧ソフト」で基本的に、データを復旧できるのは「中身が残っているのに削除されたことになっている状態(論理削除)」のときだけです。また、メディアの種類によって復旧の難易度は異なります。最近の高速転送メディアの多くは、内部的にNVMe接続(PCIe)かつTRIM対応となっており、データの復旧は基本的に不可能です。

データ復旧ソフトのプレビュー機能
削除データはデータ復旧ソフトを使えばそれなりに復元できる可能性があります。ただし、時間が経つとその領域に別のデータが上書きされ、復旧は不可能になるため、データ復旧は「時間との勝負」といえるでしょう。
「EaseUS Data Recovery Wizard」は削除やフォーマット、パーティション破損まで対応する高機能ソフトながら、操作はシンプルでわずか3ステップで復元が可能です。
基本的には有料ツール(月額69.95ドル?)ですが、500MBまでは無料で利用でき、SNSでシェアすると最大2GBまで拡張されます。また、どのファイルが復元可能かを確認できるプレビュー機能は、容量の制限がなく無料で利用可能です。
データ復旧ソフトの体験版に要注意
ただし、復旧できない体験版のリンクが多数出回っているため要注意。体験版のダウンロード元が「EaseUS」の公式サイトかどうかをしっかりチェックしましょう。
操作方法は、復元したいデータの入っていたドライブを選び、「紛失データの処理」ボタンを押します。すると、指定したドライブのスキャンが開始。見つかったものから表示されるので、終わるまで待つ必要はありません。
復旧可能なファイルはプレビューが可能。必要なものにチェックをしましょう。「復元」ボタンを押して、保存先を選びます。ちなみに、従量制なので無料枠の500GBから消費されていく仕組みです。(文/pusai)

ラジオライフ編集部

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