TikTokのByteDanceが手掛けるAIサービスとは?
中国のAIというと「DeepSeek」に注目が集まりがちですが、同サービスはあくまで新興勢力に過ぎません。実際、中国では以前から数多くのAIアプリが登場しており、さまざまな分野で活用が進んでいます。TikTokで知られるByteDanceからもAIサービスはリリースされています。実際に使える中国製AIを紹介していきましょう。

ByteDanceが手がけるAIチャットボット
「豆包(Doubao)」は、TikTokのByteDanceが手がけるAIチャットボット。中国国内での人気は高く、自称“ナンバーワンAI”です。価格は無料(上位モデルは有料)、対応はiOS、Android、Webブラウザとなります。
DeepSeekは動作が重めですがDoubaoは軽快で、レスポンスも速いのが特長です。DeepSeekどころかOpenAIよりもレスポンスが良く、即座に答えが返ってくる
ただし、日本語での曖昧な指示は対応できないことがあり、回答精度もやや不安定。これは日本語の理解が不十分なためで、中国語の精度はトップクラスだといいます。画像生成や動画生成にも対応しており、汎用性の高いAIといえるでしょう。
ByteDanceが日本向けに展開する生成AI
「Dreamina」もTikTokのByteDanceが開発した生成AIで、画像・動画・音声の生成に対応しています。価格は無料(高度な生成AIや商用利用は有料)で、対応はiOS、Android、Webブラウザとなります。
Doubaoにも類似機能はありますが、日本から利用できるのは、抜け道はあるものの基本的にはチャットボット機能のみ。生成機能を試すなら、日本向けに展開されているこちらのサービスの方が便利でしょう。
日本語対応の画像生成から、画像を元にした動画生成、優秀な音声生成など、実用性の高い機能がひと通り揃っています。イラスト・アニメ・実写など生成モデルの種類も豊富で、何より日本語でプロンプトを書けるのはありがたいところです。(文/pusai)

ラジオライフ編集部

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