大型バスに乗るなら中央通路側が最も安全だった
2016年1月、長野県軽井沢で運転手2名合わせ15名もの犠牲者を出す大型バスの大事故が発生。この事故では、席を前方右側・前方左側・中右側・中左側・後方と分けると、生死に偏りがありました。大型バスでは、中央通路側に座るのが最も安全といえるでしょう。

大型バスは真ん中通路側が安全
大型バスで最も生存者が多かったのが「中右側」で、全犠牲者中の4%だったことが判明(『女性セブン』参照)。反対に、最悪の38%が「前方左側」の席の乗客でした。また、比較的に安全なイメージの「後方席」は17%で、2番目に多くの犠牲者が出たことが分かっています。
日本交通事故鑑識研究所の大慈彌拓也代表取締役によると、交通事故の生存率は事故のケースごとに異なります。しかし、大型バスは真ん中通路側が最も安全でしょう。
大型バスは構造上、前方・後方4隅の強度が最もあり、サイドや天井は軽量のために強度は高くありません。また、最近は大きな窓のバスが主流なので窓側は危険度が増すのです。
大型バスで避けたほうがよい席
それでは今回、前方左側や後方に犠牲者が多かったのはなぜでしょう? 前方左側は前面の窓から車外放出される可能性があります。さらに、対向車と衝突する際に運転手が危険回避でハンドルを右に切る傾向があり、危険度は高いといえるでしょう。
また、後方側は上段にあるので衝撃で飛び出しやすく、前の席に足がぶつかり切断するケースもあります。このため、座る時はあぐらをかくといいともいわれています。
大型バスでは見晴らしがよく人気の窓側、前方左側、後方席。ここは避けた方が無難かもしれません。
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ラジオライフ編集部

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