Amazonで頻発している「返品詐欺」の手口とは
通販サイトはユーザー数が増えて賑わいを見せる一方で、犯罪も蔓延。意表をついた超単純なものもあれば、難解な手口も存在します。そんな中、Amazonで頻発しているのが「返品詐欺」です。Amazonの無条件で返品を受け付ける規約を悪用しています。出品する場合はFBA利用を避けたほうがよいでしょう。
AmazonのFBAを利用した詐欺が横行
Amazonでは、業者だけでなく個人でも小口出品枠で商品の販売が可能です。「フルフィルメント by Amazon(FBA)」と呼ばれるサービスを利用すれば、商品保管から注文処理、発送まですべてAmazonが代行してくれます。
非常に楽に見えるこのシステム、実は落とし穴があり、詐欺が横行しています。Amazonでは商品に問題があった場合は、無条件で返品を受け付ける規約になっており、客からの理不尽な返品処理もすべて自動で受けてしまうのです。
詐欺犯はこのシステムを利用して中身の商品を抜いたり、ゴミのような中古品や海賊品に取り替えてAmazonに返品。Amazonは返品された商品の中身を確認しないまま、それを出品者に戻してしまうのです。
Amazonの返品詐欺が頻発している
出品者は返品されてきて、初めて詐欺に遭ったと気が付くのです。返品されてきた商品が別物だとAmazonにクレームを入れても、「製品の専門家ではないから詳しくは分からない。購入者が不良品だと言っているから返金した」と返答されるのみで、まともに取り合ってくれません。
実際、返品詐欺が任天堂Switchの取引で頻発。出品する場合はFBA利用を避けるのがベターです。また、出品者が情報交換できるセラーフォーラムでは、連日のように返品詐欺に関する質問が投稿されています。
アメリカのとある夫婦が、何百個ものAmazonアカウントを使い回して「届いていない」と嘘のクレームを入れて商品をだまし取ったという話もあります。その額なんと1億3,500万円! Amazonの管理の緩さは、アメリカでも同じようです。
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ラジオライフ編集部
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