発売から10年のnasneバックアップを急ぐべき理由
「nasne」は、ソニーが2012年に発売したネットワークレコーダー。当初は、PS3用チューナー「torne」の拡張機器のような扱いでしたが、レコーダーとしての優秀さが録画マニアに絶大な支持を受け大ヒットとなりました。2019年に一旦は販売終了となったものの、バッファローがブランドを継承して新モデルを発売し、今に至ります。

nasneが壊れる前にバックアップする
「nasne」は優秀な録画機能や操作性などで素晴らしいレコーダーとして評価されています。ただし、何せ10年前の製品。発売当初のソニー版となれば、いつ壊れてもおかしくありません。nasneをしっかりバックアップしておきましょう。
一般的にHDDの寿命は1万時間といわれており、だいたい1日8時間使って4年程度の計算です。そもそもnasneは24時間常時稼働する機器なので、10年間稼働しっぱなしだったとするとその時間は8万時間以上にもなります。
ソニー版nasneであればとっくに寿命は尽きているはずです。nasneで現在も稼働しているものは、寿命の8倍も酷使されているということになるわけで、動いているだけで“奇跡”といってよいでしょう。
nasneサポート終了で要バックアップ
nasneでボロ雑巾のように酷使されたHDDは、いつ故障しても不思議ではありません。しかも、増設した外付けHDDは、接続したnasneに紐付けられるため、他のnasneやBDレコーダーでは再生不可。つまりHDDは正常でも、nasne本体が壊れれば録画データも一緒に失われてしまうのです。
しかも、ソニー版nasneは、初代(CECH-ZNR1J、CECH-ZNR2J)と2代目(CECH-ZNR2J01)のサポートが終了。仮にサポート対象の機種であっても、基本的に本体交換となるためデータは戻ってきません。
なお、8年間酷使したnasneのHDDの状態を見てみると、意外なことに健康状態は正常で、今のところエラーもない状況。ただし、使用時間は6万時間オーバーです。いつ逝ってもおかしくありません。nasneはバックアップが早急に必要なのです。(文/pusai)

ラジオライフ編集部

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