補助錠を窓の防犯対策で付けるなら上下どっち?
秋から冬にかけてのこの時期は、泥棒が好む季節。日が暮れるのが早く、家が留守かどうかの判別が容易になるからです。そんな泥棒の侵入手口で多いのが「窓」です。実に泥棒被害の3件に1件は窓から侵入になります。そんな窓の防犯に有効なのが「補助錠」です。補助錠を窓の防犯に付けるなら下ではなく上が正解です。
窓から侵入する手口にいろいろな種類
泥棒が窓から侵入する手口「ガラス破り」には「こじ破り」「突き破り」「叩き破り」「焼き破り」などの種類がいろいろ。オーソドックスなのが「こじ破り」で、ドライバー1本だけで大きな音を立てずに実行可能です。
こじ破りは通称「2点3角」とも呼ばれ、日本の泥棒独特の手口。窓ガラスのクレセント錠部分にドライバーを差し込みこじって、小さな三角形に窓を割ります。そして、クレセント錠を外して部屋へ侵入。穴が小さいので、被害者が気づかない場合もあるほどです。
一方、外国人窃盗グループに多いのが「突き破り」「叩き割り」などの荒っぽい手口。その名の通り、ハンマーや石などで力任せに窓を破ります。また、バーナーで局所を加熱し、水をかけてその急速な温度差で破る手口が「焼き破り」です。
補助錠による窓の防犯は上部に設置
ガラス破りに慣れている泥棒は、1分から遅くとも3分以内で突破します。泥棒に窓からの侵入を諦めさせる防犯対策には、窓用防犯フィルムが有効。窓ガラスの耐性を上げ、ガラスが破れないようにします。
ただし、窓用防犯フィルムもピンキリです。目安としては厚さは500ミクロン程度。窓ガラスの一部だけではなく、全面に貼ります。ちなみに、防犯フィルムの中には、万一窓ガラスが破られた場合には補償してくれるという保険付きのものもあります。“破られない”というメーカー側の自信が伺えるでしょう。
また、窓ガラスの補助錠も防犯に有効です。メインのクレセント錠を開けられても、補助錠があれば侵入までに手間がかかります。そして、防犯対策の補助錠は窓の上部に設置するのがコツ。外からでは手が届きにくく、仮に届いても解錠作業がしづらく時間が稼げるからです。
ラジオライフ編集部
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