闇バイト強盗ほか泥棒が侵入を諦める時間は5分?
警察庁による2021年の強盗事件での年齢層別の被害者数の統計では、20代と50~60代が狙われやすい傾向です。一方、闇バイト強盗の被害者は多くが50代以上の中高年で、強盗事件全体の統計でも50代以上が被害者になるケースが多いことが分かっています。闇バイト強盗に効果的な防犯対策を見ていきましょう。
闇バイト強盗はほぼ午前0時~4時に犯行
特に70代以上がターゲットになるケースも多く、抵抗されづらい住人をターゲットにしていることは間違いないようです。激しい暴行を受けた場合、高齢者ほど被害が甚大になることは言うまでもありません。
また、一連の闇バイト強盗は、ほぼすべてが午前0時~4時の間に犯行が行われています。住人が寝静まったところに侵入し、金を出すように脅すという手口が大半です。
闇バイト強盗に限らず侵入盗全体の統計でも、発生時刻は午前0時~4時が最も多くなっているため、就寝中でも侵入者の存在にいち早く気づけるよう、窓や勝手口に防犯ブザーを設置するといった定番の対策は有効でしょう。
闇バイト強盗を含む侵入盗対策の基本
なお、都市防犯研究センターの調査によると、侵入窃盗犯が犯行を諦める要素としては、近所の住民などから「声を掛けられた」というのが最も多く、なんと6割以上が諦めると回答しています。
防犯カメラや防犯フィルムといったセキュリティグッズの活用はもちろんですが、普段から住民同士が声を掛け合うなど、地域全体での取り組みも重要な防犯対策といえそうです。
また、侵入までに要する時間が5分以上になると、約7割の犯人が諦めるというデータもあり、簡単に侵入させないことが、闇バイト強盗を含む侵入盗対策の基本であると改めて認識しておくべきでしょう。
ラジオライフ編集部
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