近年導入の新型オービスをフルカバーする探知機
全国の都道府県警察に配備される可搬式オービス。2021年の取り締まり件数は前年比で2倍以上となり、今後も増えることは間違いありません。無用な取り締まりを受けないためにも備えておきたいのが、可搬式オービスに対応したレーダー探知機です。近年導入された新型オービスをフルカバーするレーダー探知機を見ていきましょう。

LS330はレーザーとレーダーをカバー
ユピテルの「LS330」は、現在主流のLSM-300/310といったレーザー式の可搬式オービスに加え、近年数を増やしている可搬式オービス「MSSS」などの新Kバンド(24GHz帯)のレーダーもカバーするレーダー探知機の最新モデルです。
従来品から約40%向上したというレーザー探知性能で、いち早く取り締まりを警告してくれます。LHシステムなどこれまでの固定式もGPSデータでカバー。業界屈指という6万件以上の取り締まり・検問情報を含む16万件以上のGPSデータで、安全なドライブをサポートしてくれます。
LS330は、レーザー受光部を本体背面に搭載したワンボディタイプで、コンパクトに設置できます。レーザーの接近はディスプレイ表示と音声で通知。固定式の場合はGPSデータとともに確実にフォローします。
LS330は取り締まり無線も警告する
LS330はネズミ捕りなどに使われるレーダー波は受信レベルを表示するので、発信源までの大まかな距離を把握できる設計です。このほか、カーロケ無線をはじめ14バンドの無線を受信。速度取り締まりなどに使われる350.1MHzの取り締まり無線も警告してくれます。
取り締まりエリアや検問エリア、警察署や交番といったGPSデータを16万件以上収録。ゾーン30にも対応しています。さらに、走行中のエリアの公開取り締まり情報もマップ上に表示。リアルタイムでアナウンスしてくれます。
LS330の受信方式はスイープオシレーター式ダブルスーパーへテロダイン方式(レーダー部)、32チャンネル/パラレル受信(GPS部)です。対応衛星はガリレオ、グロナス、準天頂、SDCM、GAGANで、無線受信は14バンドとなります。サイズ/重さは106W×60H×17Dmm/約115g。実勢価格は36,890円です。

ラジオライフ編集部
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