MSSSの24GHz帯の誤警報が少ないレーダー探知機
レーダー探知機メーカーとしては、ユピテル・セルスター工業が老舗として知られていますが、昨年からクルマのチューニングパーツメーカーとして有名なブリッツが参入。現在、2022年モデルとなるTL401Rが発売中です。TL401Rは、先発メーカーの製品にはない、可搬式オービスの誤警報を大幅に減らす機能を内蔵しています。

可搬式オービスの探知機が出す誤警報
ブリッツは、レーダー探知機の新モデル「TL401R」を7月15日より販売を開始しました。同社は、サスペンション・マフラーなどさまざまなジャンルの自動車用アフターパーツを手がけていますが、レーダー探知機には2021年より参入しています。
TR401Rは本体・アンテナ一体型のモデルとなっており、付属ステーを利用してダッシュボードに設置。電源供給は付属のUSBシガープラグコードで行う仕組みです。なお、オプションのOBDIIアダプターで自動車本体のOBDII端子に接続し、そこから電源供給を行うことも可能です。
TL401R最大の特徴は、可搬式オービスの誤警告低減機能を搭載しているところでしょう。可搬式オービスのなかでも、センシス・ガッツォ製の「MSSS」が利用する24GHz帯のレーダー波は自動販売機の人感センサーなどが使用する周波数と近く、これら電波を受信し誤警報を出すケースが少なくありません。
可搬式オービス探知機の誤警報が減少
このため、TL401Rは自動販売機などの電波を自動識別することで、可搬式オービスの誤警報を発する回数を大幅に減らしています。また、ユーザー側で誤警報ポイントを手動で登録することも可能なほか、低速時には警報を出さないLSC機能も搭載しています。
ブリッツのレーダー探知機に共通の特徴として、カーナビのようなフルマップを搭載せず、本体の液晶ディスプレイは取り締まり情報の表示に利用。その代わり、TL401Rでは固定式オービスの取り締まりポイント周辺の3Dマップを内蔵し、近づくと3Dマップで警告表示をする仕組みです。
さらに、TL401Rには各都道府県警が公開している公開取締情報の表示機能もあり、ブリッツのWebサイトから最新データをダウンロードして更新可能。オプションの無線LAN内蔵SDHCカードを利用することで、公開取締情報などのデータの自動アップデートを行う機能も用意されています。
TL401Rのサイズは111.5W×64H×20Dmmで、表示用に4.0インチのTFT液晶ディスプレイを搭載。販売価格は4万1800円となっています。

ラジオライフ編集部

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