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警察官の拳銃の主流「サクラ」の先代モデルとは

街中で見かける制服警察官が装備している拳銃は基本的に、5連発の回転式(リボルバー)です。警察官が持つ拳銃としては「ニューナンブ」が有名ですが、現行モデルは2006年から調達が開始された「サクラ」です。じつは、ニューナンブの生産終了後に大量導入されたサクラの先代モデルも存在していました。


警察官の拳銃の主流「サクラ」の先代モデルとは


警察官の拳銃・サクラの先代は2002年

現在、警察官が携行する拳銃の主流となっているのがS&W(Smith&Wesson)社製の「M360J サクラ」です。日本警察仕様の特注品で、略して「サクラ」と呼ばれています。

サクラの先代となるのが、同じくS&W社製の「M37 エアウェイト」です。ベストセラーである「M36チーフスペシャル」をアルミフレーム化したモデルで、日本の警察も2002年から調達を開始しました。

強度の必要なシリンダーはスチール製ですが、重量はM360J サクラと同等の425gと非常に軽量です。M37 エアウェイトの装填数は5発、銃身長は47mm、全長は160mm、重さは425gです。


警察官の拳銃は命中精度より軽さ重要

M37 エアウェイトのグリップは、オーバーサイズのラバーグリップを装備しています。ただし、命中精度に難があり、メーカーの製造中止に伴って調達も終了したのです。

M360J サクラとM37 エアウェイトは、2インチバレル(銃身)+軽量素材による圧倒的な軽さが最大の特徴となっており、常時携帯する制服警察官にとっては、撃ちやすさや命中精度よりも、軽さが重要な要素となるのでしょう。

なお、警察官の拳銃は一部で「1発目は空砲」といわれていますが、実際は5発の実弾をフル装填。私服警察官などはリボルバーではなく、小型のオートマチックを装備しますが、その場合も支給弾は5発。予備弾は携行しません。

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ラジオライフ編集部

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