架空料金請求詐欺はいまだ被害額が多い詐欺の手口
架空料金請求詐欺は、身に覚えのない料金請求をしてお金を振り込ませる詐欺。いわゆる「振り込め詐欺」です。架空料金請求詐欺はリアルな偽サイトを用意するなど手口は巧妙化し、20~80代まで幅広く被害に遭っています。被害のピークは2014~2015年で減少傾向にありますが、それでも被害額が最も多いのが架空料金請求詐欺なのです。

架空料金請求詐欺は種類が豊富
架空料金請求詐欺の特徴は、見抜きやすいものから巧妙なものまで種類が豊富なこと。リンクを開いただけで有料登録が完了したように見せかけ、利用料金を請求するのが架空料金請求詐欺の昔からあるパターンです。
架空料金請求詐欺はPCの普及とともに増えた古典的手口ですが…有名企業や団体になりすましたメールで、クレジットカード情報の更新などを要求してくるパターンも出現。架空料金請求詐欺で偽サイトに誘導されます。
公的機関の一組織に見せかけ、相手を信頼させようとする架空料金請求詐欺のパターンも報告されています。怪しい架空料金請求詐欺と思ったら、電話番号などをググってみるのが正しい対応でしょう。
架空料金請求詐欺の被害額は激減した
架空料金請求詐欺の被害の大半は有料サイト利用であるのも特徴です。年によってばらつきはありますが、架空料金請求詐欺の被害の多くは有料サイト利用料名目。身に覚えがない有料サイトの請求は、架空料金請求詐欺として無視するのが基本です。
架空料金請求詐欺の特徴に、全年代に被害者がいることが挙げられます。架空料金請求詐欺の被害者は20~80代までと幅広いのです。契約しているクレジットカード会社や利用しているネット通販を騙ったメールなら、架空料金請求詐欺でも信じてしまうのも仕方ないでしょう。
2014~2015年が架空料金請求詐欺の中でも振り込め詐欺の全盛期。連日ニュースで取り上げられ、架空料金請求詐欺が世間を騒がせました。2015年の架空料金請求詐欺の被害額は約188億円。2020年が約80億円なので架空料金請求詐欺の被害は激減しているとみられます。(文/中谷仁)

ラジオライフ編集部

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