シルバーパスは年齢の記載もないため悪用される
東京都在住の70歳以上の人は「シルバーパス」を取得できます。シルバーパスは都内で運行される路線バスのほとんどや都営地下鉄に1年間乗り放題。それが1,000円で販売されています。しかし、シルバーパスには年齢の記載もなくためなりすましで悪用されることもあるのです。

シルバーパスの販売価格は1,000円
東京バス協会が発行するシルバーパスは都バスだけではなく、都内で運行される路線バスのほとんどに無料で乗車できます(島嶼部も含む)。加えて東京都交通局の鉄道(都営地下鉄、都電あらかわ線、日暮里・舎人ライナー)も、1年間乗り放題。時間はかかっても都内を無料で移動できるのです。
シルバーパスの販売価格は1,000円。ただし、この価格で購入できるのは、年金暮らしの人や年収100万円以下で、住民税が非課税になっている人のみです。収入のある人への販売価格は20,510円になります。
シルバーパスには顔写真はなく、性別に丸を付け、名前と電話番号を自筆で記入するだけ。じつはメリットに対して使用時のセキュリティが低いのです。
シルバーパスになりすましが発生
当然、シルバーパスにはなりすましが発生。高齢の父親の名前でシルバーパスを取得し、60代の息子が使う…なんてことも可能になります。
シルバーパスは磁気カードなので、都営地下鉄の自動改札機を通せますが、子供が通過した時のようにランプの点灯で駅員に使用を知らせる仕組み。なりすまし対策が施されてはいますが、60代と70代を識別するのは困難です。
また、バスへの乗車は運転手にシルバーパスを見せますが、パスに年齢の記載ありません。60代なら、なりすましも可能でしょう。
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ラジオライフ編集部

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