PPS(新電力)のエネルギー系サービスを比較
PPSとは「特定規模電気事業者=新電力」を指します。電力自由化に関する新規参入のプレイヤーのことで、母体はガス会社や石油会社といったエネルギー系、スマホやネット回線を提供する通信会社系などです。ここではエネルギー系のPPSのサービスを比較してみましょう。
PPSはトータルの生活コストで検討
PPSは自社発電所で発電、電力会社や企業の余剰電力の買い取りといった手段で電力を調達します。PPSは大きく、エネルギー系と通信系、交通系とインフラ系に分けられます。
とくに巨大な発電所を持つエネルギー業界からは、大手各社がPPSに参入を表明。自社のサービスとのセット割やポイント付与といった、幅広いサービスで顧客獲得を狙っています。
ポイントは、総合的お得感があるかどうかです。PPSの料金は既存と変わらなくても、ガス料金やガソリン代、ネット回線が安くなり、トータルで生活コストが下げられるなら、既存各社から乗り換えを検討してもよさそうです。
PPSの供給エリアが1都8県で広範囲
東京ガスは「ガス+電気+ネット」で得できるのが特徴。家庭、商店向けなど3つの料金プランを用意して、ガスと電気の両方契約でセット割するのが基本です。上記にプロバイダを加えたトリプル割も用意しています。PPSの供給エリアは関東です。
ENEOSでんきはTポイントを貯めたい人におすすめ。サービス内容は、電気料金の支払いでTポイント付与と、特別提携カードの利用でカードポイントの付与率アップなど。ガソリン、灯油、経由の割引も用意しています。PPSの供給エリアは関東です。
昭和シェル石油はクルマに乗る機会が多い人向け。ガソリン1リットルあたり10円割引のほか、600kwh/月以上で電気代が割引になります。PPSの供給エリアが1都8県で広範囲なのも特徴です。(文/大正谷 成晴)
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ラジオライフ編集部
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