空港内で地上にあるものは許可なしに動けない
航空機が周波数を切り替えなが空港を離陸する手順は「CLR(クリアランスデリバリー)→GND(グランドコントロール)→TWR(タワー)→DEP(ディパーチャー)」の順。空港内では、航空機や支援車両など地上にあるものすべてが、GNDの許可なしには動くことはできません。GNDが何を管制するのか見ていきましょう。

グランドコントロールは地上を管制
航空機は、常に管制を受けながら飛行していますが、地上にいる時はどうなのでしょうか? 地上では「地上管制席」の「グランドコントロール(GroundControl)」の管制下にあるのです。
略号はGNDで、単に「グランド」と呼称されます。空港内では、航空機や支援車両など地上にあるものすべてが、GNDの許可なしには動くことはできないのです。
グランドコントロールが管制する空港の地上部分とは、旅客を乗せるエプロン(駐機場)と、そこから滑走路へ向かうタクシーウェイ(誘導路)です。滑走路も地上にありますが、ここは空港にとって重要な聖域。グランドコントロールとは別の管制席が管制します。
グランドコントロール許可で動き始め
「プッシュバック アプルーブド(プッシュバックを許可する)」は、グランドコントロールの交信の中で大事なフレーズです。プッシュバックとは、航空機を専用車両のトーイングカーで押して後退することです。
時速800~900kmで飛行する航空機ですが、構造上と安全性のため、自走ではバックしません。そのため、駐機場から出る際は、トーイングカーに押し出してもらうのです。
プッシュバック許可の交信が聞こえてきたら、間もなく駐機場の航空機が動き始めます。空港の展望デッキから駐機場を眺めながら受信すると、その様子が分かって臨場感たっぷりです。

ラジオライフ編集部

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