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75%オフ「アクアライン割引」で損をするケース

神奈川と千葉を東京湾を突っ切って結ぶ「アクアライン」。開通当初は料金設定が高く「金持ち専用道路」などと言われていました。しかし、現在はETC限定で大幅に料金が安くなる「アクアライン割引」が行われて、断然使いやすくなっています。アクアラインがETC割引で75%オフになる理由を見ていきましょう。


75%オフ「アクアライン割引」で損をするケース


アクアライン割引はETCで普通車800円

1996年に開通した東京湾アクアラインですが、開通当時は通行料金が高いことで話題になりました。現在も現金で支払う場合、神奈川県側の川崎浮島JCTから千葉県側の木更津金田ICまでは普通車で3140円と高額のままです。

そのため、アクアライン経由の方が距離が短くても、経由しないルートの方が安くなることがほとんど。例えば、東北道の栃木ICから館山道の木更津南ICへ行く場合、距離の短いアクアライン経由が8140円なのに対し、経由しないルートは5360円です。

このような高額の通行料金がドライバーに嫌われ、アクアラインの通行量は少ないままでした。状況が変わるのは2009年8月のこと。ETC割引で、川崎浮島JCT~木更津金田ICの通行料金が普通車800円へ割引されることが決まったためです。


アクアライン割引が割高になるケース

アクアラインの割引・値下げは、森田健作・前千葉県知事が初当選の際に掲げた公約でした。森田知事は当選後さっそくETC割引に関する交渉を始め、国と千葉県が割引料金を負担することで、アクアライン割引が実現したのです。

なお、ETC割引でアクアライン経由を利用する場合、通行料金で注意すべきポイントがいくつかあります。その一つが、アクアライン割引にETC休日割引やETC深夜割引が適用されないこと。休日や深夜に走行しても、料金は800円で変わりません。

ETC休日割引やETC深夜割引がないのはアクアラインに接続する首都高速も同様。このため、対象路線を走る場合と比べるとアクアライン経由の方が割高です。栃木IC~木更津南ICの例では、深夜の場合はアクアライン経由が4380円に対しアクアラインを使わないルートは3870円です。

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
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