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ミサイル発射情報も流れてくる漁業無線の周波数

陸上から見かける機会の少ない船舶は交通機関というイメージが浮かんできません。しかし、日本の近海には、大小いろいろな船舶が航行しています。これらの船舶との通信手段は無線です。船舶無線には、船舶の航行距離(通信距離)に応じて、いくつかの種類があります。アナログ波がたくさん残る船舶無線を見ていきましょう。


ミサイル発射情報も流れてくる漁業無線の周波数

漁業無線の周波数は低いHF帯アンテナ

国内の沿岸や近海を航行する「内航船」の種類は、用途に応じて漁業・海運・レジャーの3つに大別され、それぞれ使用する無線が違ってきます。

漁業で、小型の漁船が使用するのは漁業無線。漁業組合が、沿岸で操業する漁船との連絡に使います。漁業無線は、27~39MHzに割当てられたアナログ波です。

なお、27MHz帯はDSB漁業無線と記されているため、一見するとSSBモードと思われがちですが、これはDouble Side Bandの略で両側波帯のこと。AMモードで受信してください。

漁業無線の周波数は低いので、電波の波長が長くなります。そうなると、VHF帯とUHF帯の短い波長をキャッチするように設計された、ハンディ機用のアンテナでは受信は困難。HF帯用の長いアンテナを装着する必要があるのです。

漁業無線の内容に海上訓練海域情報

漁業無線の内容は、潮位情報・風向き・市場情報・大型船航行情報に加え、自衛隊の海上訓練海域情報やミサイル発射情報など多種多様です。これらは定時放送なので、漁協のWebサイトで放送スケジュールを確認するとよいでしょう。

海運とは、貨物船やフェリーなど、物や人を運ぶのが海運事業です。安全航行のため、沿岸に設置された関係機関や近くを航行する他船との連絡に使われます。通信距離は短くなるので、使用するのはVHF帯のアナログ無線です。

また、外航船や内航船を問わず、大型船舶が混雑する港湾内を航行する時には、大型船舶の前に水先人(パイロットボート)が付いて誘導します。そして大型船舶が接岸する際には、タグボートに押し引きされます。これらの小型船舶と大型船舶の連絡には、457/467MHz帯のアナログ無線が使われるのです。

レジャーでは、300MHz帯に割当てられたマリーナ無線があり、レジャー用のプレジャーボートが沿岸のマリーナとの連絡に使用します。アナログ無線なのですが、ほとんど機能していません。沿岸に近いため携帯電話で通話しているのが実情です。

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
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