コードレスホンを受信するための基本テクニック
コードレスホン受信の際は、親機側の周波数を聞くのが基本です。というのは、親機が子機に向けて送信している電波には、しゃべりやすいように子機から親機に飛ばした自分の音声を通話相手の音声とミックスして乗せているため(受話器のスピーカーから自分の声が聞こえてくる仕組み)。コードレスホン受信のテクニックを見ていきます。
コードレスホンは親機380MHz帯を受信
コードレスホンは親機側を受信しただけで双方向の声を聞くことができます。子機側の周波数からは、子機を使っている人の音声しか聞こえきませんので、会話として聞くことができないのです。
コードレスホン受信にはサーチ機能を使用します。サーチ機能は、指定した範囲内の周波数を自動的に次々と受信する機能で、下限周波数に380.2125MHz、上限周波数に381.3125MHzを登録すれば、周波数ステップは12.5kHz、受信モードはFMモードに自動設定されます。
これでコードレスホン用のサーチバンドが組めました。サーチをスタートさせれば、近所のコードレスホンの電波が余すことなく受信機に飛び込んでくるはずです。
コードレスホン受信にはハンディ機
帯域を監視できるバンドスコープを装備する機種であれば、380.2125 ~ 381.3125MHzの範囲を表示させるか、バンドの中心周波数380.7625MHz(45ch)の前後550kHzを12.5kHzステップで表示するようにセットすれば、電波の出現が一目瞭然になります。
携帯電話とスマホの普及で、家に固定電話を設置する人が減っているため、「サーチを続けても全然聞こえない」ということがあるかもしれません。そんな場合は時間帯を変えてみましょう。
また、ハンディ機を持って住宅街が一望できるような見晴らしの良い場所や、大勢の人が集まるオフィス街や繁華街などに出掛けて、コードレスホンをチェックしてみると成果が上がります。(文/大伴俊夫)
ラジオライフ編集部
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