アンテナの全長によるクラス分けとメリデメ比較
ハンディ機による受信では、1本のアンテナですべてをカバーするのではなく、受信対象や受信環境に応じて長さを変えていくのがコツ。アンテナは長さによってキャラクター性が異なるので、それぞれの特性を把握しておく必要があります。アンテナの全長によるクラス分けとメリット・デメリットを見ていきましょう。
受信機のアンテナを4つのクラスに分類
アンテナは長さによってキャラクター性が異なるので、それぞれの特性を把握して、自分の受信スタイルに合った数本をセレクトするのが、受信の達人への第一歩になります。
そして、的確なアンテナ選びが重要なのです。その指針としてハンディ受信機用アンテナは、受信の観点と製品のラインアップから全長によって4つのクラスに分類できます。
「ミニアンテナ」は10cm以下のクラスです。極端に短く秘匿性に優れるのが特徴で、近隣からの妨害を受けにくいのもメリット。同調する周波数帯が非常に狭いのがデメリットです。
ショートアンテナでも広帯域に対応
「ショートアンテナ」は11~25cmのクラス。付属アンテナに近い長さです。ショートアンテナでも25cmクラスは広帯域に対応します。VHF帯の受信がやや苦手です。
「ミドルアンテナ」は26~40cmのクラス。バランスの良い感度と長さです。ミドルアンテナはVHF帯の感度が高くなります。40cmくらいの製品が主流です。
「ロングアンテナ」は41cm以上のクラス。広帯域で良好な感度が期待できます。遠距離受信が可能になるでしょう。ただし、持ち歩きには難があるのがデメリットです。
ラジオライフ編集部
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