デジタル受信が一気に普及するカギ「DJ-X100」
デジタル化で簡単に聞けるおもしろ無線が激減しているのは、隠しようもない事実。2022年のおもしろ無線は、かねてから総務省が策定していたデジタル波への移行期になっており、主要な無線の多くが聞けなくなっています。デジタル受信が一気に普及するカギとなるのが「DJ-X100」です。

官公庁は早い時期にデジタル化した
2022年11月30日に使用期限を迎えることになっていたアナログ簡易無線の運用期限が、新型コロナウイルス感染症による経済的な打撃を考慮して2年間延長されました。
同時に、無線機自体の規制(旧スプリアス規格)による使用期限も、「当分の間」延長。これは簡易無線に限らず、すべての無線ジャンルで古いアナログ無線機を使い続けられることを意味します。
とはいえ、無線を多用する官公庁や大企業の多くは、事前にデジタル波移行への予算を組んでいたため、早い時期にデジタル化をしています。
デジタル対応受信機「DJ-X100」発売
おもしろ無線のデジタル化の波に、受信機メーカーも指をくわえて見ていたわけではありません。一部のデジタル波に限られるものの、デジタル対応の受信機が2015年に発売されました。
デジタル対応の受信機は当初、固定機だけでしたが、2018年には待望のハンディ機が登場。こうして、デジタル波受信が浸透してきました。
2023年春には、アルインコからデジタル対応受信機「DJ-X100」が発売される予定。価格を抑えてくるので、デジタル受信が一気に普及するでしょう。

ラジオライフ編集部

最新記事 by ラジオライフ編集部 (全て見る)
- なぜETC休日割引は大都市近郊区間が対象外か? - 2025年2月20日
- 単元未満株を使った勝率100%の攻略法がある? - 2025年2月19日
- 4KテレビにB-CASカードが同梱されていない理由 - 2025年2月19日
- 高速代がポイント還元されるETCマイレージとは - 2025年2月19日
- スーパーで15%還元になる三菱UFJカードに注目 - 2025年2月18日
この記事にコメントする
あわせて読みたい記事

DJ-X100を運転席周りに固定する専用ホルダー

DJ-X100でモービル受信するための3種の神器とは

DJ-X100はデジタル&アナログ列車無線では最強

DJ-X100にデジタル・アナログほか3つの受信モード
オススメ記事

2021年10月、ついに「モザイク破壊」に関する事件で逮捕者が出ました。京都府警サイバー犯罪対策課と右京署は、人工知能(AI)技術を悪用してアダルト動画(AV)のモザイクを除去したように改変し[…続きを読む]

モザイク処理は、特定部分の色の平均情報を元に解像度を下げるという非可逆変換なので「モザイク除去」は理論上は不可能です。しかし、これまで数々の「モザイク除去機」が登場してきました。モザイク除去は[…続きを読む]

圧倒的ユーザー数を誇るLINEは当然、秘密の連絡にも使われます。LINEの会話は探偵が重点調査対象とするものの1つです。そこで、探偵がLINEの会話を盗み見する盗聴&盗撮テクニックを見ていくと[…続きを読む]

盗聴器といえば、自宅や会社など目的の場所に直接仕掛ける電波式盗聴器が主流でした。しかし、スマホ、タブレットPCなどのモバイル機器が普及した現在、それらの端末を利用した「盗聴器アプリ」が急増して[…続きを読む]

おもちゃの缶詰は、森永製菓「チョコボール」の当たりである“銀のエンゼル”を5枚集めるともらえる景品。このおもちゃの缶詰をもらうために、チョコボール銀のエンゼルの当たり確率と見分け方を紹介しまし[…続きを読む]