DJ-X100のイヤホン端子が本体側面になった理由
アルインコ初のデジタル受信機「DJ-X100」のサイズは58W×110H×32.5Dmmで、同社のフラッグシップモデルだった「DJ-X11」の61W×106H×38Dmmと正面はほぼ同じです。ただし、奥行きは5.5mm短くなりました。40W×30Hmmの大型ディスプレイと直線を基調としたデザインは、測定機を思わせるメカニカルな雰囲気に仕上がっています。

DJ-X100はGPSアンテナを上面に搭載
DJ-X100の正面に続いて4面図を展開しましょう。上面には刻印がありませんが、アンテナ接栓と同軸ダイヤルの間にGPSアンテナが入っています。イヤホン端子が側面にあるのは、これが理由です。
アルインコ受信機の“飛び道具”の一つが、実用になるイヤホンアンテナ機能です。他メーカー機が、実質的にFMラジオ波のみで機能するのに対して、アルインコ機のイヤホンアンテナは広帯域を相応の感度で動作します。
このイヤホンアンテナの伝統をDJ-X100も継承。また、不意にイヤホンが抜けても、受信音をスピーカーから鳴らさない機能があり、秘匿受信に適した仕様になっているのです。
DJ-X100は電源にリチウムイオン充電池「EBP-114」(3.6V/3,120mAh)が付属します。単3形乾電池×3本でも使用できますが、電池ケース「EDH-46」は別売です。
DJ-X100はデータ受信モードを搭載
また、充電用のUSBアダプタ「EDC-328」とUSBケーブル「EDS-39」は付属しますが、充電スタンドなどは別売。DJ-X11のようにオールインワンではないのです。
DJ-X100背面のベルトクリップ「EBC-65」は取り付け済で出荷。新設計のボディに合わせてバッテリーパックと共に、DJ-X100のために新設計されたものです。
DJ-X100の基本スペックは受信周波数範囲が30~470MHz(一部周波数帯除く)で、サーチバンド数は50組。デジタル受信モードはT98/T102/B54/DMR/D-STAR/C4FMです。アナログ受信モードはFM/NFM/AM/NAM/(WFM)となります。
データ受信モードはAIS/ACARS/12kHzIF(W)/12kHzIF(N)です。通常のメモリー数は999チャンネルで、バンク構造は999チャンネル×26バンク。周波数ステップは1/5/6.25/8.33/10/12.5/15/20/25/30/50/100/125/200kHzです。

ラジオライフ編集部

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