スティック型PCはファン付きモデルがおすすめ
2万円と格安ながら、重い作業を除けば全く問題なく使えるスティック型PC。手持ちのテレビが流用できるのも魅力です。そこで、現行のスティック型PCを「起動時間・熱対策・ストレージ・グラフィック」の4つの基本テストで検証。スティック型PCのおすすめモデルを選びました。

スティック型PCは通常使用で3W程度
まずは起動時間の比較です。スティック型PCは通常使用で3W程度と省電力。いちいちシャットダウンしなくても問題ありません。eMMCストレージ(SSDよりやや遅いフラッシュメモリ)なので、ストレスなく起動します。起動時間が短いのは、ドスパラ、エプソン、FRONTIERの順でした。
続いて、スティック型の熱対策で比較します。筐体が小さく熱がこもりやすいスティック型PC。ファン付きだと温度上昇もゆるやかだが、小型ファンでは排熱能力も控えめです。モニターの熱から遠ざけるために同梱HDMI延長ケーブルを利用しましょう。温度上昇は、パソコン工房、FRONTIER、エプソンが温度が低めでした。。
さらに、ストレージと3Dゲームのベンチマークを実施。診断には定番の「CrystalDiskMark」を利用しました。eMMCのため爆速とはいきませんが、通常使用では問題ない程度の速度が出ています。ストレージはドスパラ、マウス(ファンなし)が高得点ですが、他は同程度です。
ファン付きスティック型PCは安心感
グラフィックは『DQ10』ベンチマークを実施。各社ともさすがにスコアが伸びず動作困難でした。動画再生は問題ありませんが、ゲームは『艦これ』や『刀剣乱舞』などのブラウザゲーム程度に割り切りたいところ。エプソン、マウス(ファン付き)、パソコン工房がやや高得点でした。。
今回検証したスティック型PCでは、ベンチマークや使用感などで大きな差は見られませんでした。しかし、あえてオススメを選ぶならマウスコンピューター「MS-PS01F」とエプソン「SY01」です。
これからの季節を考えると、ファン付きのスティック型PCは安心感があります。また、ファンレスモデルなら、大型ヒートシンク搭載のFRONTIER「Palm Stick PS01H」がよいでしょう。(文/在原裕貴)
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ラジオライフ編集部

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