「050」で始まる電話番号を「03」発信にする
「050」で始まる電話番号は、発信元がIP電話ということ。IP電話とは、インターネットを利用した電話サービスです。そんな「050」で始まるIP電話の番号を「03」発信にするサービスが登場。一部では、そのサービスを悪用するケースが増えているのです。

「050」で始まる電話番号はIP電話
今までのIP電話はインターネット回線の不安定さや通話品質に難がありましたが、現在は従来の加入電話と変わらない品質になりつつあります。そして、スマホではIP電話アプリや、LINE電話といった手軽に利用できるサービスも拡充してきました。
IP電話のユーザーメリットとしては、何といっても利用料の安さでしょう。インターネットの利用料で電話がかけられるので、メールやSNSの利用はデータ専用の格安SIMを使い通話はIP電話で、というスタイルが増加。さらに、IP電話なら海外に電話をかけても通話料が格安なのも特徴の1つです。
一方、IP電話を利用して東京「03」などの市外局番で発着信するサービスが話題になっています。通常、IP電話で割り当てられる電話番号は、「050」で始まる11ケタの電話番号です。
「050」で始まる番号で「03」発信
それがオフィスでのIP電話利用者向けに、サーバを経由したデータが、東京「03」、大阪「06」などの番号に変換されるサービスが登場しました。仕組みとしては、IP電話アプリ上で「050」で始まる電話番号を固定電話番号に変換して発信します。
音声データは「SIPサーバ」というIP電話サーバを経由して、固定回線としてNTTグループの公衆電話網を利用。こうして固定電話の番号で、相手の端末や電話機に届くわけです。
「050」で始まる電話番号を「03」発信にするサービスは、ビジネスとしては信用度がある固定電話番号を簡単に取得できる点がメリット。しかし、一方でそのサービスを悪用するケースも増加しているといいます。
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