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メルカリに氾濫「Uber Eatsクーポン」のカラクリ

外出自粛期間で一躍脚光を浴びた食事宅配サービス「Uber Eats(ウーバーイーツ)」。その割引クーポンが、フリマアプリ「メルカリ」で格安で手に入ることをご存じでしょうか。「それって売っている側は得するの?」「本当に使える?」…メルカリに並ぶUber Eats割引クーポンのカラクリを見ていきます。


フリマアプリ「Uber Eats」割引クーポンのカラクリ


捨てアウントで割引クーポンを入手

現在、Uber Eatsでは利用したことのない友人を紹介して1度でも料理が注文されると、紹介した側とされた側の双方に1,000円程度の割引クーポンが発行される、新規ユーザー獲得プロモーションを展開しています。

このシステムに目をつけたのが、フリマアプリでクーポンを出品している人々。捨てアカウントで新規ユーザーを作成し、料理を注文して次々と割引クーポンをゲットしているのです。

しかし、正規の手順で割引クーポンをゲットしていたのなら、転売する側にそれほどの旨味はありません。そこで、不正な注文を繰り返し、出費ゼロで割引クーポンを獲得する手順が存在します。これが東京や大阪で猛威を奮っている「お兄さん案件」です。


全方位に迷惑をかける「お兄さん案件」

お兄さん案件とは、注文者のテキストに決まって「もし、連絡がつかないなら、“お兄さん(配達人)”に食べてもらいます」と書かれていたことから有名になったイタズラ注文のことです。

支払いを受け取り後の現金払いにし、まったく連絡が取れない状態にしてドロン。これなら注文者の懐はまったく痛みません。ちなみに、イタズラ注文の場合でもお店や配達人にはしっかり代金・賃金は支払われ、Uber Eatsだけがイタズラの補填と、割引クーポンの発行を行います。

メルカリに氾濫する割引クーポンは、おそらくこういった不正な手順で入手したものでしょう。Uber Eatsの早急な対応が必要かもしれません。

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
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