浄水は布やガーゼの毛細血管現象を利用する
いざというときのために知っておきたいのが汚水を浄水する方法です。どうしても自力で飲み水を確保しなければならないときに備え、身近なもので浄水する方法を紹介しましょう。家庭にあるミョウバンを使って浄水する方法と、ガーゼや布だけで浄水する方法です。
浄水はミョウバンを使えばできる
スーパーなどで200~300円程度で入手できるミョウバン。最近では、体臭や足の臭いの予防効果などが注目されている家庭用品のひとつです。
食品のアク抜きや消臭剤などに使われるミョウバンは、不純物を引き寄せ沈殿させる性質があります。これを利用して、少量混ぜて放置すると汚水が浄水されます。
実際に、汚水にミョウバンを適量入れてみました。すると2時間後には汚れが沈殿し、水が透き通りました。たしかに浄水されています。なお、実際に飲み水にするには殺菌は別途必要です。
浄水をガーゼや布だけでやる方法
ガーゼや布だけで水をろ過して浄水する方法もあります。汚水を染み込ませた布を垂らし、その下で布を通った水をコップなどで受け止めるというものです。
これは布の毛細管現象を使って浄水する方法です。実際に、ガーゼを汚水が入ったコップに浸けて垂らし、下のコップにどれだけ水が溜まるか試してみました。
すると30分後、下のコップには土や不純物が取り除かれてろ過された水が溜まったのです。なお、この浄水方法も飲み水とするには消毒・殺菌が必要になります。(文/橘千尋)
■「浄水」おすすめ記事
飲料水はキャリーバッグ型浄水器を運んで確保
飲料水のシェアは口をつけずにスプレーする
海水を飲むための蒸留と濾過を試してみた
■「防災グッズ」おすすめ記事
防災ラジオを受信感度と動作時間で比較してみた
防災ラジオのおすすめは手回し充電のRF-TJ10
手ぬぐいは使い方次第で防災グッズに早変わり
防災グッズのリストに入れるたいブレスレットとは
土嚢ならコンパクトに保管できるアクアブロック
防毒マスクはレスキューグッズとして常備すべし
防塵マスクにシールドが煙もシャットアウトする
ラジオライフ編集部
最新記事 by ラジオライフ編集部 (全て見る)
- ファン待望!ワンダースワンに外部出力化キット - 2025年1月2日
- 受信料不要のチューナーレステレビで地上波視聴 - 2025年1月2日
- 交通機動隊のパトカーが速度無制限で走れる条件 - 2025年1月2日
- 画像生成AIはプロンプトで特定の部位を調整可能 - 2025年1月1日
- ラジオにNHK受信料支払いが必要な時代があった - 2025年1月1日