盗聴波の発信源を「左回り」で特定していく理由
市街地で盗聴波の探索を始めると、交差点で一瞬だけ「ザザッ」と入感することがあります。交差点は四方に開けているため、建物の谷間から伝わって来た電波をキャッチしやすいからです。ここが盗聴波探しのスタート地点になります。このあと、盗聴波の発信源をどうやって特定するのか見ていきましょう。

盗聴波の発信源を左回りで特定する
交差点などで一瞬でも「ザザッ」という音が聞こえたら、受信機のSメーターの振れを横目で見ながら、盗聴波の音の変化に耳をそばだてて運転します。
こうなると運転への注意力が散漫になりがちなので、交通量の多い道路では右折は避けたいところです。盗聴波探しでは減速しやすい左の車線をひた走り、左折を繰り返しながら少しずつ探索の範囲を狭めていくのが、安全であり効果的なのです。
市街地で左回りで盗聴波の発信源を特定してくプロセスを見ていきましょう。走行中に盗聴波らしきノイズが入感。すぐに止まるのは危険なので、そのまま直進します。
そして、電波が最も強く入感するポイントを耳で探りながら、電波が弱くなるまで直進。すると、電波が途切れる場所に到達するので、これより先には無いと判断して交差点を左折するのです。
盗聴波の電波が強くなる場所が判明
交通量が多い市街地でも、右折よりも左折は安全に曲がれるはず。そして、3回左折をしてワンブロックを回り込んだら、元の道へ向かいます。すると、再びノイズが入感するはずです。
先ほど直進して来た道との交差点を右折。引き返していくと、次第に電波が強くなるので、最も強く入感するポイントを探します。電波が弱まってきたら、ここで再び3回左折するのです。
電波が強く入感する交差点が判明したら、その交差点を中心に左折を繰り返します。何度か行き来すれば、盗聴波がクリアに聞こえてくる場所が判明するので停車して受信。周囲の状況から電波が飛んで来る方向を判断できるでしょう。

ラジオライフ編集部

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