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東京・麻布エリアにある米軍専用のホテルとは?

在日米軍基地といえば沖縄県が話題に上りますが、沖縄に次いで集中しているのが関東地方南部の東京都と神奈川県です。東京で代表的なものは多摩地区にある空軍・横田基地ですが、実は都心の港区に米軍専用ホテルを所有していたりします。今回はホテルをはじめとした都心の米軍施設を紹介します。


東京・麻布エリアにある米軍専用のホテルとは?


広尾駅から歩いて10分の好立地

港区にあるこのホテルは「ニューサンノー」といい、地下鉄広尾駅から徒歩10分程度(ホテル発表では7分)の場所です。近所にはフランス大使館もあり、通りに立ち並ぶお洒落な店を覗くと、欧米系の外国人の姿も結構見かけます。

外観はいかにもホテルといった造りで、正面玄関には屋根付きの車寄せもあり、ちょっとした高級ホテルといった雰囲気です。とはいえ、一般人が外から見えるのはここまで。中に入ろうとすると、待ち構えている米軍の憲兵に追い返されます。

1990年代まではこれほど警備も厳しくなく、日本人でもニューサンノーのロビーまで普通に入ることができました。ところが、米同時多発テロをきっかけに警備が一気に厳しくなり、今は米軍関係者と一緒でなければ入館できない仕組みです。


上官になるほど高くなる宿泊料金

ニューサンノーの中に普通の日本人は入れませんが、公式サイトもあるので、どのようなホテルかはわかります。まず客室の写真を見ると、シングルルームの広さは23平方メートルと普通ですが、ベッドはビジネスホテルより大きめです。

次にレストランを見ていくと、まず本格的なコース料理を出す店が2つあり、普通のビジネスホテルより大分高級そうです。そのほか、朝食ビュッフェにも使われるカジュアルレストランやカフェなどが出店しています。

Webサイトには宿泊料金表もあり、なんと軍での階級別に値段が決められ、上官になるほど高くなる仕組みです。気になる値段は、一番安いシングルルームに二等兵が宿泊した場合で53ドル。立地と設備を考えれば格安といえそうです。


六本木ヒルズ近くに米軍ヘリポート

また、米軍は港区六本木にも広いヘリポートを所有して、海兵隊が管理しています。ただ持っているだけではなく、かなりの頻度で米海兵隊のヘリコプターが飛来。米国大使館向けに物資を輸送しているのでは、といわれています。

ヘリポートの横には、これまた米軍向け宿泊施設「ハーディバラックス」などの施設があり、日本では一帯をまとめて「赤坂プレスセンター」と呼んでいます。なぜプレスセンターなのかといえば、施設内に米軍人向け新聞・星条旗新聞の事務所があるためです。

ちなみに、六本木の観光スポット・六本木ヒルズの最上階と屋上にある展望台「東京シティビュー」からこのヘリポートを見ることができます。運がよければ、展望台から米軍ヘリの離着陸シーンに遭遇できるかもしれません。

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