探偵が盗聴器を仕掛ける狙いは音声目的でなかった?
離れた部屋にいる他人の会話を盗み聞く「盗聴」。現在は小型のICレコーダーを使って、後から録音した会話を聞く方法が増えているといいます。しかし、ICレコーダーは「仕掛けて回収する」という2回の侵入を必要とするためリスクがとても大。そんなこともあり、探偵の調査では1回仕掛ければ半永久的に盗み聞きできる電波式の盗聴器は脈々と使われているのです。

探偵が盗聴器を玄関に仕掛ける
現在は小型で安価なガジェットが増えて、秘かに会話を録音することが簡単にできるようになりました。さらには擬装型の小型カメラもセキュリティショップで誰でも自由に入手できて、鮮明な動画さえも撮れてしまいます。
そんな時代にあっても古くからある「盗聴器」という情報収集アイテムは、探偵にとってはまだまだ現役。それは探偵がターゲットの部屋から数100m離れた場所から安全に、そしてリアルタイムに相手の会話を盗み聞くことができるからです。
探偵は会話がなくても盗聴器の物音から相手の動きを察知することも可能。張り込み中の探偵がマンションの玄関付近に盗聴器を仕掛けるようなケースもあるといいます。古参の探偵ほど、盗聴器を巧みに使いこなしているのです。
探偵は盗聴器の特性をマスター
盗聴器は小型化された音声発信機。小さなボディの中には、室内音を拾うコンデンサマイクと、音声を信号化して電波に乗せて飛ばす送信回路が詰まっています。
そして、盗聴器を作動させる電源。ここがポイントで、盗聴器の特性を大きく変えるのです。盗聴器は電源の供給方式で3つに分類できます。電池を内蔵した「電池式」、コンセントに接続してAC100Vで作動する「AC電源式」、そして電話回線を電源とする「電話回線式」です。
これら3つの方式にはそれぞれ、小箱状の「ボックス型」と、文具や日用品といった小物や電気製品の中に盗聴器の回路を組み込んだ「擬装型」が存在。擬装型の多くは正規の製品の機能も備えて動作するため、発見されにくいのが特徴です。
ベテランの探偵はこうした盗聴器の特性をマスターしています。そして、シチュエーションに応じて探偵は盗聴器を使い分けているといいます。

ラジオライフ編集部

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