パトカーの取り締まり危険度は外見で判別できる
ひと目で警察車両とわかる白黒パトカーから一般車に紛れ込む覆面パトカー、さらには後方の死角から忍び寄る白バイまで、交通取り締まりをする警察車両には多種多様。しかし、瞬時にパトカーを外見から把握できるようになれば、交通取り締まりの危険度が判別できるようになるのです。
赤色灯がルーフに直接載るパトカー
高度な運転技能を必要とする追尾式のスピード取り締まりの場合、速度を正確に計測できる車両(乗員)は限定されてきます。白黒パトカーでは、散光式赤色灯がルーフに直接載っているタイプが交通取り締まり用です。
250馬力オーバーの加速で接近・追尾されると、夜間は白黒パトカーでも発見が遅れ、ルームミラーに映る赤色灯の光で気が付くという手遅れの事態になります。夜間は要注意です。
幹線道路などで違反者を狙う交通取り締まり用の覆面パトカーは、もっと危険度が高くなります。交通違反専門の交通機動隊員の運転技量と相まって、狙われたら最後、あっという間に追尾・測定され、スピード違反のキップが授与されます。
捜査用の覆面パトカーは危険度低め
交通取り締まり用の覆面パトカーの特徴はルーフの真ん中から電動で出てくる反転式の赤色灯。そのため、ルーフの真ん中に大きなフタがあります。運転席の高い大型車からは丸見えですが、乗用車からは一切見えません。
また、グリル内に2つの前面警光灯を隠しており、スピード測定の際はこれを光らせてきます。潜伏中の覆面パトカーを外観から見抜くには慣れが必要です。
赤色灯昇降装置を搭載している白黒パトカーは警ら車。乗員に追尾・スピード測定の技量がないため、追尾式のスピード取り締まりは不得手です。その分、信号無視や進行方向別通行区分違反などの現認系の違反で猛威をふるってきます。
なお、マグネット式の赤色灯を車内からルーフに載せるタイプの捜査用の覆面パトカーは、交通取り締まりは行わないので危険度は低め。車種はトヨタ・アリオンやスズキ・キザシといったマイナーな車種が多く採用されています。
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ラジオライフ編集部
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