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横断歩行者妨害がおかしい!理不尽と思った時の交渉術

交通ルールをしっかり守っているのに取り締まられやすい交通違反に、交差点での一時停止違反や横断歩行者等妨害等違反があります。特に横断歩行者等妨害等違反は、月末によく警察のノルマ稼ぎで取り締まられる交通違反です。そんな理不尽でおかしい横断歩行者等妨害等違反で捕まらないようにするため、白バイ隊員が教える交通違反の交渉術を紹介しましょう。


横断歩行者妨害がおかしい!理不尽と思った時の交渉術


横断歩行者等妨害がおかしい…理不尽と主張する

横断歩行者等妨害等違反は、道路を横断しようとしている歩行者等の横断の妨害をする行為です。横断歩行者等妨害等違反の違反点数は2点、反則金は普通車で9千円となっています。

ただし、横断歩行者等妨害等違反は歩行を妨害されたという当事者が現れないと、警察は証拠がなくそれを立証することができません。覚えがない理不尽でおかしい横断歩行者等妨害等違反は「妨害されたという被害者が訴えを起こさないのはおかしい」としっかりと主張することが大切だといいます。

ただし、警察官が2名以上いる場合は証人となってしまうので、横断歩行者等妨害等違反の証拠となってしまいます。この方法で主張しても100%、理不尽でおかしい横断歩行者等妨害等違反を回避できるわけではありません。


横断歩行者等妨害がおかしい!理不尽と挑む必要

横断歩行者等妨害等違反が理不尽でおかしいと主張するには「歩行を妨害した覚えはない。おかしい」「歩行者が携帯電話に触れてて勝手に足を止めただけではないか?」など、意思を固くして挑む必要があります。ただし、横断歩行者等妨害等違反をしたと認識した時は素直に取り締まりに従いましょう。

信号機のない横断歩道では、もともと自動車側が歩行者を優先し、一時停止する義務があります。これを守らないと、横断歩行者等妨害等違反です。警察は今、この横断歩行者等妨害等違反の取り締まりを強化しているのです。

横断歩行者等妨害等違反の取り締まり強化のきっかけは、日本自動車連盟(JAF)が2016年に行った調査でした。ドライバーから「横断歩道で止まる自動車が少ないのはおかしい」といった声が多数集まったことから行われたこの調査は、結果としてほとんど交通ルールとして守られていないというものでした。

横断歩行者妨害がおかしい!理不尽と思った時の交渉術


横断歩行者等妨害はおかしいと思っても証拠なし

なかには、横断歩道近くにパトカーを隠して止め、待ち伏せで横断歩行者等妨害等違反を取り締まるケースも報告されています。仮に歩行者に譲られた場合でも法律上は歩行者優先なので、理不尽でおかしいと思っても横断歩行者等妨害等違反にならないよう停止して歩行者を先に進ませましょう。

このほか、交差点での一時停止違反は「たいていの場合、交番勤務の警官かノルマを達成するべく必死な白バイ隊員がヒマしながら1人で取り締まりをしていることが多い」といいます。違反点数は2点、反則金は普通車で9千円。これは横断歩行者等妨害等違反の点数と同じです。

覚えのない理不尽でおかしい交通違反では、確実に一時停止したと主張することが大切。一時停止をした、していないという言い争いになったとしても、証拠がないので警察は立証できないとか。


横断歩行者等妨害がおかしいと同様の理不尽な違反

ただし、近くのコンビニなどの防犯カメラで確認できるケースもあります。バイクが特に捕まえやすいので、片側の足を停止ラインのところへ出しておけば、ある程度は見逃されることもあるようです。

一般にはあまり知られていない「坂落とし」という警察の隠語があります。「1980年代にはネズミ捕りの時に坂落としでジャンジャン捕まえていた」というエピソードがあるほど。下り坂でのスピード違反の計測は正確性に欠けるので、取り締まった時にドライバー側がこの用語を出すと諦めてしまうこともあったといいます。

しかし「今は皆無かと思います」とのこと。とはいえ、横断歩行者等妨害等違反と同様に、スピード違反の取り締まりであまりに理不尽でおかしいと思ったらこの用語を使ってみるとよいかもしれません。とはいえ、スピードの出しすぎは事故の元。交通ルールを守って安全運転を心がけましょう。

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ラジオライフ編集部

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