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白バイのメーカーによって違う走行性能の差とは

街中を流し交通違反を取り締まる白バイは、今はほぼホンダ「CB1300P」の独占状態となっています。そうしたなか、数は少ないもののホンダに対抗すべく導入されているのがヤマハ「FJR1300P」。どちらも1000ccを超える大排気量のバイクですが、その走行性能には違いがあります。白バイメーカーによる走行性能の差を見ていきましょう。


白バイのメーカーによって違う走行性能の差とは

白バイの車種はほとんどがホンダ製

主に一般道を中心に、スピード違反をはじめとする交通違反を取り締まる「白バイ」。全国各都道府県を走るそのほとんどの車種が、ホンダ・CB1300Pとなっています。というのも、警察庁が白バイをまとめて購入する際、ここ10年間CB1300Pを購入し続けているためです。

CB1300P導入以前には、ホンダ「VFR800」、スズキ「GSF1200P」といった車種も活躍していましたが、耐用年数を考えるとほぼ廃車になっていると考えられます。各都道府県が買う白バイも同様で、ほぼCB1300Pが選ばれています。

そうしたなか、CB1300Pに挑戦すべく、台数は少ないながら頑張っているのがヤマハのFJR1300Pです。警察庁が購入したのは2014年の30台のみですが、その後、警視庁が追加購入するなど台数を増やしています。では、現行の白バイモデルCB1300PとFJR1300Pではどの程度、性能が違うのかを見ていくことにします。

白バイのベースとなった市販車の車種

まず、CB1300PとFJR1300Pではベースとなる市販車の性格がかなり異なります。CB1300Pの元になった車種「CB1300 SUPER BOL D’OR」は、1300ccクラスのエンジンを搭載しながら最高出力は110ps(2019年モデル)に抑えられています。フロント上半分にカウルが付いていますが、高速性能より大排気量の余裕を楽しむバイクです。

一方、FJR1300Pの元になった車種「FJR1300A」は、フロントカウルが車体の上下を覆う作りで、最高出力も国内自主規制ぎりぎりの147ps(2019年モデル)になります。こうしたタイプのバイクは「高速ツアラー」とも呼ばれ、何百kmも高速で走行し続けることが得意です。

走行性能という点でCB1300P、FJR1300Pが市販車と異なるのは、ハンドル高が上げられていること。これは、白バイ乗車中の隊員が広い範囲を見渡せるように工夫されたものです。また、シート高を下げることで、停車時の足付きも市販車より楽になっています。


スピード取締り向きの白バイの車種

それでは、CB1300PとFJR1300Pではどちらの車種が「白バイ向き」といえるのでしょう。まずスピード違反車を見つけた際、一気に追い付き取り締まるには馬力でまさるFJR1300Pの方が有利です。警視庁の場合、高速のスピード違反車が数多く走る首都高速も白バイの守備範囲なので、この点を重視したともいえます。

一方、一時停止違反や通行帯違反などの自動車を対向車線に発見し、すぐにUターンして取り締まるといったケースでは、CB1300Pの方が優れています。これは車体重量も関係していて、ベース車で比較するとCB1300が274kgなのに対しFJR1300Aは289kgと15kgの差があり、軽いCB1300Pの方が取り回しに便利です。

今はCB1300Pが数で圧倒する白バイですが、ヤマハは日本だけでなく欧米でもFJR1300Aベースの白バイ導入実績もあり、開発も続けている模様。今後の交通違反取り締まり傾向の変化によっては、いずれFJR1300Pの導入が増えてくるかもしれません。

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