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オービスへの対抗手段としてドラレコは有効か?

オービスによりスピード違反で取り締まられたドライバーが「私はそんなにスピードを出していない」と裁判で争うことも少なくありません。しかし、ドライバー側が証拠を出すことが難しく結局、有罪になることがほとんどです。とはいえ、いまや多くのクルマが搭載するドラレコの映像があれば、事情は変わってくるかもしれません。


オービスへの対抗手段としてドラレコは有効か?

オービスの速度違反が覆って無罪に

ドライブレコーダー(ドラレコ)は、元々事故のときの映像を証拠として残すために開発された商品です。ドラレコの録画は、古くなった映像を次々に上書きする仕組みになっていますが、32GBのSDカードであればフルHD画質でも約5時間分録画可能。また、残したい映像が撮影されていた場合、SDカードを持ち出して保存できます。

ドラレコを取り付ける一番のメリットは、事故時の映像を証拠として残せることですが、後部カメラを追加することであおり運転の証拠映像を撮影することも可能。実際に証拠として使われたケースもあります。さらに、停車中の車内を録画できるモデルであれば、車上荒らしにあった際の犯人特定に役立てることもできるのです。

それでは、ドラレコの映像はオービスによるスピード違反で「私はやっていない」と主張するための証拠して使えるのでしょうか。じつは、ドラレコではないものの、過去には別の機器の測定を元に、オービスによる測定が覆って無罪となったケースがあるのです。

オービス速度違反がタコグラフで無罪

この事例では、長距離トラックのドライバーが制限速度60km/hのところを115km/hで走行しオービスに撮影されたということで起訴されました。しかし、長距離トラックには運行管理用のタコグラフが取り付けられていたため、タコグラフから推定されるスピードは60~70km/hとなり、誤撮影だったとして争われました。

タコグラフとは、トラックのエンジン回転数を記録し続けることで、運送会社側がドライバーの勤務実態を自主的に管理する目的で設置されています。そのため、タコグラフの記録を分析することで、実際にスピード違反があったかも明らかにできるのです。

この裁判は、一審の加古川簡裁ではドライバーは有罪となったものの大阪高裁へ控訴。控訴審で検察側は、タコグラフによる測定の信頼性がないとして徹底的に争った模様ですが、大阪高裁が1992年9月に出した判決では、タコグラフの測定は信頼でき、オービスによる誤撮影の可能性も否定できないとして無罪となりました。

ドラレコについては、オービス裁判で証拠として使われ無罪になったケースはいまのところないようです。とはいえ、あおり運転の証拠になるなど、刑事事件でのドラレコ映像の活用事例はあります。もし、オービスの速度違反に納得いかない場合は、その際のドラレコ映像を残しておいた方がよいといえるでしょう。

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
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