東横インとアパホテル…どっちが満足度が高かった？

ともに総客室数5万超えの「アパホテル」と「東横イン」は、駅近型ビジネスホテルの2大チェーンです。JR秋葉原駅の1つ隣り、浅草橋駅から徒歩5分。国道6号線を挟んでほぼ向かい合う東横インとアパホテルに、平日に宿泊して両者を比較しました。東横インとアパホテルのオープン日のズレは3年半ほどなので、極端な差はないはずです。

東横インとアパホテルの客室の広さは同程度

「東横イン」アキバ浅草橋駅東口は1泊料金7,560円。チェックイン／アウトは16～10時で、朝食は無料です。「アパホテル」浅草橋駅北は1泊料金9,900円。チェックイン／アウトは15～11時で、朝食は別料金となっています。

東横インの無料朝食サービスは、カレー（地域による）・パン・具だくさんの味噌汁・サラダなどが食べ放題とかなりお得。東横インの部屋にはお財布を守るデジタル金庫を完備。東横インのロビーには無料のPCとプリンターまで完備します。

アパホテルは、VOD利用に交通系ICカードが使用可能。アパホテルのドアには、空気を入れれば約3分間煙を吸わなくて済む防煙グッズを配備していました。アパホテルの机上には消臭除菌スプレー「衛生検査官」が置かれています。

東横インとアパホテルの客室の広さは同程度ですが、アパホテルの室内は茶系で統一されシックです。ベッドサイズは東横インとアパホテル両方合格。東横インはマットが薄くベッド下に荷物が置けます。一方、アパホテルはマットが分厚く、寝心地は上でした。

東横インとアパホテルの満足度どっち

東横インは極普通のバスタブで、浸かるには十分。東横インの広めの机は作業がしやすいでしょう。東横インのWi-Fiの速度は平均的。東横インのVODは500円で見放題と安いですが、テレビが23インチと小さいのが残念です。東横インではヒゲそりやクシはフロントから部屋へ運び、浴室には歯磨きセットのみ。東横インのシャンプーやリンスは水っぽく、お茶は粉末でした。

アパホテルは1,000円で見放題とVOD利用料は高いものの、40インチの大型テレビの迫力に感動。アパホテルのWi-Fiは特に上りが激速でした。ただ、アパホテルのかなり狭いバスタブはひざを曲げないと浸かれません。そのぶん、アパホテルはアメニティやシャンプー類に注力。アパホテルには体を洗うスポンジまでありました。アパホテルは部屋でレギュラーコーヒーが飲めるのも高評価です。

今回は東横イン→アパホテルの順で宿泊。東横インには胃袋と財布をガッツリつかまれました。そこに、ベッド・テレビ・アメニティの快適さで強烈に巻き返してきたアパホテル。アパホテルは非常に満足度は高かったものの、正直2,000円以上のハンデを逆転させるには至りません。どっちが満足度が高かったといえば、僅差で東横インでした。