「PayPal」を使うメリットは個人間送金にあった
インターネットを長く使っている人であれば「PayPal」の名前を一度は聞いたことがあるはず。PayPalは、個人商店や中小企業向けに人気の決済代行サービスで、国内だけでなく海外でも広く使われています。そして、個人でPayPalを使うメリットはショッピングではなく個人間送金にあるのでした。
PayPal個人間送金で国内は手数料無料
PayPalは1998年創業の決済代行サービスで、ネット上に特化した決済代行会社としては老舗のひとつです。クレジットカードと比較した場合、店舗側から見ると「手数料が安い」「導入コストが安い」といったメリットがあるため、主に中小のネットショッピングサイトで活用されています。
一方、消費者側からするとPayPalの使い勝手はクレジットカードとほぼ同じ。しかし、隠れたメリットのひとつに個人間の送金に使えることがあります。さらに、PayPalの送金手数料はお互いが日本国内同士であれば無料なのです。
これを銀行送金と比較すると、三菱東京UFJ銀行はインターネットバンキング利用で自行の口座同士であれば無料ですが、他行宛てでは手数料が発生。3万円未満が220円、3万円以上は330円です。また、信用金庫大手の城南信用金庫では、3万円未満が330円、3万円以上が550円となります。
PayPal個人間送金の海外向け手数料
一方、海外向けの送金ではPayPalと銀行では手数料の仕組みが異なるため、単純にどちらがおトクかは判断ができません。というのも、PayPalは送金手数料が1回499円と銀行より割安な一方で、為替手数料の割合が3%(受け取り側負担)または4%(送金側負担)と高く設定されているためです。
一方、銀行の場合は三菱東京UFJ銀行を例にすると、インターネットバンキングを利用した際の手数料は1回3000円と高額なものの、米ドルであれば為替手数料は約1%で済みます。そのため、12万5000円以上を送金する場合は銀行送金の方が割安になる計算です。
なお、PayPalで送金を受け取った場合に注意したいのが、国内送金分を銀行口座へ戻す際、5万円以下では260円の手数料がかかる点。国内送金で受け取った金額は、PayPalのショッピング分としてそのまま使えるため、少額の場合はPayPalショッピングで使い切ってしまうのが得策です。
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ラジオライフ編集部
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