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最小リスクで株主優待ゲット「クロス取引」とは

企業が株主に自社の製品やサービスを進呈する「株主優待」の制度といえば、株式投資の大きなメリットのひとつ。上場企業全体のうち約4割にあたる1516社(2021年3月末時点)が実施しており、これを目的に個別株を保有する投資家も少なくありません。長期保有のきっかけになることもあり、企業・投資家の双方からニーズの高いサービスです。


最小リスクで株主優待ゲット「クロス取引」とは

クロス取引でリスクを抑えて株主優待

とはいえ、商品やサービスを受け取ることができる優待銘柄は、メリットばかりではありません。株を保有するからには株価下落のリスクがあります。優待内容ばかりに目を向けると、特典は受け取ったものの購入後に株価が下がり、損切りを余儀なくされることもあります。

仮に3,000円分の優待がもらえても、それ以上の損を出してしまっては元も子もありません。また、人気の優待銘柄は権利付き最終日(株主優待がもらえる権利が確定する日)に向かって株価が上がり、権利落ち日(権利付き最終日の翌営業日)になると株価が下がるというリスクも伴います。

こうしたリスクを抑えながら優待をゲットする方法が「クロス取引」です。同一銘柄を同じ株数で、「現物株式の買い」と「信用取引の売り」の取引をする手法で、これにより損益が相殺されます。

クロス取引のコストには注意が必要

ちなみにクロス取引をするには、証券会社に「信用取引口座」の開設が必須です。さらに、取引したい銘柄が信用取引で売建できる銘柄である必要があります。また、現物取引手数料のほかに信用新規売りの取引手数料や貸株料、逆日歩のコストにも注意が必要です。

とりわけ、信用取引で売り方(売建を保有している投資家)が負担する逆日歩は高額になることがあり、クロス取引はうまくいっても逆日歩で高くついたというケースは珍しくありません。ゼロリスクではないことを理解して、実践する必要があるでしょう。

しかしながら、クロス取引で株価変動による損益を抑えられるのは間違いありません。実践する場合は現物・信用の両口座を開いた上で、優待銘柄の中でも、「つなぎ売り(現物買いと信用売りを同時にすること)」に対応する銘柄を見つけることから始めましょう。

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
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